特別国会が終わりました
11月11日~14日、4日間の特別国会が閉会しました。
そもそも特別国会とは
特別国会とは、衆議院の解散総選挙の後に開かれる国会のことです。
臨時国会や通常国会と区別されます。
ちなみに国会は召集、自治体の議会は招集となります。
『特別会は、衆議院の解散による衆議院議員の総選挙後に召集される国会です。この特別会では、召集とともに内閣が総辞職しますので、両議院において内閣総理大臣の指名が行われます。 臨時会と特別会の会期は、そのつど国会が決定します。 なお、会期は、常会においては1回、臨時会、特別会においては2回まで延長することができます。』
国会座席表からハングパーラメント(宙づり議会)を実感
議場での席順ですが、私はちょうど自民党との境に近いところに座っています。2期の議員の最後になります。(参議院の経験が少しあるため)公明党は左の方ですが、明らかに半分よりせり出した位置にいます。さらに、新人議員が39名、元職も増えました。50議席増の実感がわく座席配置となりました。ハングパーラメントとは、どの政党も過半数を持たない宙ぶらりんの議会のことを言います。
総理指名選挙で30年ぶりの決選投票に
特別国会初日は、本会議で議長、副議長の選任。
それに続いて、総理指名選挙が行われます。
過半数を取る候補がおらず、1位と2位になった石破茂氏、野田佳彦氏の両名による決選投票となりました。
議場正面に二人の名前が貼られ、両名のどちらかを書くことを議長が伝えます。結果は、84票の無効票があり、石破茂氏が第103代総理大臣となりました。ちなみに、最初の投票で票の数え間違いがあり、後に投票総数が訂正される珍事もありました。
決選投票となるのは戦後5回目だそうです。社会党出身の村山富市首相が選出された1994年以来となる30年ぶりの決選投票に立ち会うことになりました。
委員会でも理事の数が増加
私は消費者問題に関する特別委員会の理事になったのですが、今までいた公明党の理事がおらず、理事会にオブザーバー参加になりました。委員長も維新の浦野衆議院議員が委員長、自民党の理事が3人、立憲も理事が3人ですから、理事会でも自民党だけで決めることができない状況になっています。
私は今まで厚生労働委員会にずっと所属をしてきましたが、今回は交通政策などを学ぼうと国土交通委員会の所属となりました。もちろん、介護現場の質問は、予算分科会や質問主意書、党の厚生労働部会を通じて行っていくつもりです。常任委員会と呼ばれる国土交通委員会でも公明党が理事からはずれています。ここでもハングパーラメントになっていることを実感しました。
立憲民主党が委員長ポストに
テレビ中継される予算委員会も委員長が立憲の安住淳衆議院議員となりました。選択的夫婦別姓を質疑する法務委員会の委員長も立憲の西村智奈美衆議院議員となりました。
28日もしくは29日から始まると報道されている臨時国会において、委員長が変わったことでごまかしの答弁がきかなくなる政府の姿が露わになると思います。
同時に、衆議院の政策決定に大きな責任を持つことになることになりますから、一層気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。
さらに来夏に行われる参議院議員選挙の重要性を噛みしめています。
地元活動と国会活動、しっかりと頑張っていきます!
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