
【インターン生が聞いてみた】上下関係厳しいですか?
株式会社岡山トヨタシステムサービス(以下OTSS)で管理職を務める福武さんは、実務経験27年、入社18年目のベテランです。教育関連の開発で管理業務を担当し、部下の指導やプロジェクトの進行管理を行っています。
今回、インターン生が「OTSSにおける上下関係や管理職としての役割」について話を伺いました。
▼管理職に【仕事】について聞いてみた

ー 現在の仕事内容について教えてください。
社内では、グループのマネージャーとして チームを取りまとめる役割をしています。また、普段はお客様先に常駐して教育関係のシステム開発の管理業務をさせて頂いています。
ー 仕事において重視していることはありますか?
プロジェクトの開始からリリース(終了)まで一貫して管理確認する立場なので、常に「全部やりきる!」という思いで仕事しています。現場では管理業務が中心で作業していることが多く、プロジェクトにおいて作業のとりまとめや最後クロージングをするところまでを行なっています。
▼管理職に【管理職】とは何か聞いてみた

ー 最初から管理職を目指してOTSSに入社したのですか?
明確に管理職になりたいという意思は特になかったですが、向上心はあったのでできることを精一杯やり、高評価をしてもらえるように活動はしてきました。 その結果がついてきた形です。

ー 管理職になると業務に大きな変化・大変だったことはありましたか?
段階的に管理業務が増えてきたため、極端に負担が増えたという印象はありません。チームリーダーからマネージャーへと少しずつ役割に応じて業務が積み上がっていく感覚です。
前任者の方の支援をものすごくいただいていますので、大変と感じる事は少ないかと思います。ただし、管理職の立場になるので、会社としての責任はついてきます。売り上げや部下のメンタルケアのところも含めてプレッシャーは感じています。
ー やりがいは何ですか?
「私を必要としてくれている」と思っている事や、業務では自由に動かせていただいているので、「信頼していただけている」と感じながら働いています。
▼管理職に【OTSSの強み】とは何か聞いてみた

ー OTSSの強みは何ですか?
「上下関係がものすごく近い」というところが 一番強みです。 なぜかというと、権限がある方が近くにいることで、すごく小回りが利く。 今も本社のフロアの中に役員も含めて上長もいらっしゃいますし、近いところで会話もすぐできるような状態にあるので、やりやすい環境だと思います。
ー 役員の方とも近いのでしょうか?
近いですね。上司の方たちが近いところに居てくださるので、会話もしやすいと思います。また、言いづらいことは我々のような中間世代を経由しながらでも、何でも言える会社だと考えています。
▼管理職に【課題】について聞いてみた

ー自分の業務・組織に現状で不満や課題はありますか?
大きな不満はありません。ですが「もっともっと近い関係を築いていきたい」というのは 常に意識として持っています。マネージャーや、リーダーはあくまで役割の一つでしかなく 他のメンバーと何も変わらない存在です。フラットな組織が、一個の重要な鍵だと思っています。垣根を作らないようにしていきたいです。
ー 将来的に課題になりそうことはありますか?
若い世代がお仕事していくにあたっての「昇給や昇進意欲の薄さ」は耳にしたり、感じたりはします。まだ、その場面に直面したことはないのですが、十年後に部下の世代になってきた時に、管理業務をやる人がいない事にならないようにはしていきたいと考えています。
▼管理職に【今後】について聞いてみた

ーIT業界の将来性についてどう考えますか?
昨今のAIの技術は進み具合が激しいと感じています。単純作業のお仕事がなくなっていくと思った時に「じゃあ、あなたは何かできますか?」というところを考える必要があるとは考えています。
IT業界が率先してAI導入を進めていますが、私の場合趣味で少し触るくらいなので、まだまだ知識不足だと痛感しています。AIに限らず新しい技術は取り組んでいく必要があると考えています。
ー AIや自動化など最新の技術に対してどのような教育をしていますか?
正直なところ、AI技術と言う面では、弊社はまだまだ初期段階と考えています。 ただし、AIを実用した業務やRPA(Robotic Process Automation:ソフトウェアロボット、PC作業を自動化する)を使った自動化の提案・開発などを実践しています。 また、生成AIは社内で研究や、社外の研究・開発のチームに参画して実践的な研究を行っています。
ー お客様との付き合い方は変化すると思いますか?
オンラインミーティングの技術自体もここ数年ですごく伸びました。今まではお客様先に行ってやらないといけなかったことが、オンラインで会話することもできています。そういう意味では付き合い方ってものすごく変わってきていて、「実際に会ったことないけど知ってる!」、「画面の向こうでは見たことある!」みたいな状態になるので、技術の進化でお客様を含めていろんな方との付き合い方はかなり変化していると思っています。
ですが、オンラインミーティングは、どうしても議題に関する内容が中心となり雑談が行い辛い状態になります。雑談は信頼関係の現れであったり、雑談の中にキーワードが隠れていたりと侮ってはダメなものと考えています。雑談は対面の方がしやすい状態が作りやすいので、対面とオンラインの使い分けは重要と考えています。 タイムパフォーマンスはどうしても対面では悪くはなってしまいますが。
ー 自分の業務は、今後どう変化していくと思いますか?
私のやっている仕事では大きくは変わらないかもしれません。 ですが、弊社で行なっている開発業務で「プログラム作ること」や「テストすること」は、AIがやってくれるようになってきています。AIに任せる状態になるので、AIが出した答えが正しいかチェックする事により時間をかけたり、空いた時間で別のことができるようになると思います。
こういう変化はすでに始まっているところもあり、今後加速して動いていくと考えています。
ー プログラマーは取って代わられやすくなると思いますか?
そうですね。 ただプログラムを作る考え方のアルゴリズム(手順やルール)は変わらないです。そこを知らないと、「AIに作ってね」という指示が正しくできないので、根底であるアルゴリズムは絶対必要です。
また対策としては、AIは過去のパターンに基づいた作業が得意ですが、新しい問題や創造と言ったものまだ難しい状態と考えています。 なので、開発するシステムの根幹・意図を理解し、創造・発想する力が必要と思います。 また、継続的な学習と知識のアップデートも必須です。
▼管理職に【部下】について聞いてみた

ー 欲しい部下の能力は何ですか?
言わなくても動く人。
「この人の作業遅れているから、手伝っておくよ」、「〇〇が来週ありそうなので、この辺やっておきますね」みたいな先を見ながら、全体見ながら動ける人はやっぱり重要だと感じます。
ー 最低限のスキルは何ですか?
コミュニケーション能力です。
ー 専門的な技術よりも人間としての能力を見ますか?
私はそっちを重視しますし、業務の中でプログラムを作るみたいな技術は自ずとできていきます。ヒューマンスキル・人間味のほうに意識を向けていただくのもいいかもしれないなと思っています。
ー コミュニケーションが苦手な人でもOTSSに入っても大丈夫ですか?
「会話苦手だ」、「コミュニケーション苦手だ」、だからOTSSには入れない、苦労するかというと、そんなことはないです。
行動は変えられます、やろうと思うだけなので。
今は苦手でも少しずつ行動を起こしてやっていけば、必要最低限はすぐにできるようになると思いますし、思っている以上のことができるようになります。 そのため今できなくても大丈夫です。
▼管理職に【部下の将来】について聞いてみた

ー 部下はどのようなキャリアを描くと思いますか?ルートはありますか?
メンバーを取りまとめていく立場の役割になっていく人と技術をより高めていきたい人に2種類に分かれてくると思っていて、この2種類のキャリアに対するルートは、会社としても準備をしていますし、これからも整備していくところだと思っています。「入社当時のままでいたい」みたいなことは通用しないですが、やりたいことに向かっていけるルートは準備できています。
ー 具体的にどのような支援があるのでしょうか?
管理系、技術系の各種研修の案内や受講を支援しています。 また、管理職研修など様々な研修を計画していますので、『こんな研修が受けたい』という提案があれば、会社としても検討して教育計画に組み込んでくれます。
ー 技術系または管理職系に進むために必要な能力は何ですか?
技術系に行くとしたら、知識が深く狭くも浅く広くもあり、最新技術も持たないといけないので、技術探求するところが強い人が向いていると思います。反対に面倒見がいい人が管理職に向いていると思います。
▼管理職に【就活生への言葉】を聞いてみた

ー 今後の組織作りや、組織で成し遂げたいことは何ですか?
上下関係の壁の取っ払いみたいなことをやっていきたい。 みんながフラットに会話できる輪をもっと広げていきたいっていうところです。
ー 最後に就活生に向けてメッセージをお願いします。
ここまで会話させていただいた流れを見ていただけたらわかると思いますが、先輩後輩が気軽に会話できる会社なので、お試しに見に来てください。
ー あとがき
インタビュー前はどんな硬い人だろうかと緊張していましたが、福武さんは非常に明るく管理職という硬いイメージが壊されました。福武さんが考える「みんながフラットに会話できる輪」にあなたも混ざってみませんか?
株式会社岡山トヨタシステムサービスを一度考えてみてはいかがでしょうか。

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