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【インターン生が聞いてみた】文系×IT企業

文系出身・プログラミング未経験――それでもIT業界に飛び込み、成長を続ける張さん。現在はOTSSで医療系チームに所属し、電子カルテのカスタマイズ業務に携わっています。今回は就活の軸、選考過程、研修での努力を通じて『未経験の壁』をどう乗り越えたのか、詳しくお話を伺いました。


▼大学生活と就活準備

―大学ではどんなことを学んでいましたか?

私は社会学部社会学科だったため、日本社会の抱えている問題や、現代社会の構造、また、他のいろいろな国の社会問題を勉強しており、多様な視点から考える力を養いました。

―アルバイトやサークルはしていましたか?

サークル活動はしていませんでした。1、2年生の頃はコロナ禍で学校に通えなかったため、バイトを続けていました。日本にある台湾デザート店で、豆花(トウファ)やタピオカを販売していました。

―IT系、情報系を少しでも齧ったことはありますか?

情報の授業に興味があり選択して学びました。その中で、HTMLという言語を使って簡単なウェブページを作成した経験があります。

―就職活動を始めた時期はいつですか?

私は大学3年生の10月から説明会に参加していましたが、1月ぐらいから方向性がわからなくなり、行き詰まってしまいました。本格的に面接などを始めたのが4年生の6月頃でした。

その頃になると周りで面接を始めた人や企業を見ていると言っている子が多く「そろそろ始めないといけない!」となりエージェントを活用しながら再開しました。

▼エージェントの活用

就職活動の過程

―最初にどんな準備をしましたか?

新卒用のエージェントを利用し、まずは自己分析を始めました。エージェントからは、就活の流れとして「自己分析を行い、過去の経験から自分の軸を見つけることが重要だ」とアドバイスを受けました。

―自己分析はどのようなことをしましたか?

中学時代や高校の話を書き出して、自分の強みと弱みを探していました。いろんなことにチャレンジすることが好きだったので、そこを強みにしていました。弱みは優柔不断な部分でした。

―どのような業界を見てましたか?

エージェントに「職種は営業職か技術系のどちらか 」と言われて営業職か技術系かで迷っていました。どちらにするかは 、CAB(キャブ)の点数を見て決定しました。それから自分の将来ビジョン、自分の軸を考えてみたら、「成長できる環境が欲しい」と、「自分の手に職をつけられる環境が欲しい」と思っていることに気づきました。そういった要素で絞り込んでいたらIT 系になりました。※CAB=コンピュータ職の職務適性を診断するテスト

―どのように会社情報を集めましたか?

エージェントから情報をいただいたのが大きかったです。
IT未経験者は経験者と比べて、どうやって情報を収集すればいいのかわからないことが多いと思います。私はエージェントから聞いた企業を調べ、説明会で話を聞くことで、雰囲気を体験して自分に合っているかどうかを見つけていきました。20社以上の説明会に参加し、ほとんどがオンラインでの参加でした。

▼文系の選考攻略法

―文系ならではのアプローチはありますか?

自分で学んだ色んな方向や視点で物事を考えることを強みとしてアピールしました。

―自己PR・志望動機を作る際の工夫点はありますか?

企業と自分の強み弱みを結びつけて、企業でどうやったら自分の強みを活かせるのかを意識していました。会社を調べ尽くし、自分と結びつけて自己PRや企業の志望動機を作りました。

―苦労したことはありますか?

自分の良いところをどのように言葉にして相手に伝えられるかが難しかったです。

―どれくらいの企業にエントリーをしましたか?

20社エントリーしました。エントリーした全ての会社にエントリーシートを提出したので、タイムスケジュールは過密でした。一度すべて書き出した上で、共通する部分を工夫して活用しました。自己PRはほぼそのまま活かし、志望動機だけを調整することで、効率的に進めることができました。

―就活中に一番大事にしたポイントはありますか?

大事にしたポイントは自分の就活の軸です。私の場合「成長」と「手に職」でしたが、自分に合っていない会社だと長く続かないと思います。しっかり自分の軸を立てて、自分に合った会社を探すのが重要だと思います。

―就活中友人と比べて辛かったことはありましたか?

仲良い友達は私より1ヶ月前に就活を終えていたので、焦りはありました。ですが、焦っても終わらないものなので、自分のペースでゆっくり進んでいくことが大切だと思います。

▼OTSSに決めた理由

―OTSSの企業説明会で印象に残っていることはありますか?

印象に残ったのが私のインターネットの接続が悪く、半分ほど聞いたところでPCが落ちてしまった事です。連絡したところ「選考に進んで大丈夫ですよ」と話をいただけてとても安心しました。

―OTSSの選考の流れはどのようなものでしたか?

説明会終了後、一次面接、適性検査、二次面接、最終面接という流れでした。二次面接まではオンライン面接でした。

―面接や選考過程で印象に残ったことはありますか?

印象に残ったのは最終面接です。東京側は部長と対面で、岡山側とはZoomで5、6人の面接官が参加しました。ほかの会社と比べて面接官が多く、驚いて緊張した記憶が残っています。

―面接で意識していたことは何がありましたか?

オンラインの面接が多かったので、カメラを見ることやずっと笑顔で話すことを意識していました。

―OTSSで内定をもらった時の心境を教えてください

焦りや不安があったので、内定もらってホッとした気持ちが大きかったです。それ以降はもっと自信持って、他の面接に挑むことができました。

―内定を貰っても就職活動をしていたのは何故でしょうか?

ほかの会社を見てみたい思いもあり、他の会社も受け続けていました。

―最終的にOTSSにした決め手は何がありましたか?

OTSSを見て面接受けた時に社員の方の話し方や、雰囲気を見て働きやすそうな環境だと感じました。また、OTSSが持っている「変化と挑戦」という価値観が私の就活の軸ともあっていったので、この環境なら自分が成長していけると思い入社しました。

―働く場所は問題ありませんでしたか?

東京で働ける会社を探していました。OTSSは岡山に本社がありますが東京にも事業所があり、岡山での研修が終わった後は東京で仕事ができるため何も問題ありませんでした。

▼研修と未経験の壁

―内定を受けてから入社までの期間、どんなことをしていましたか?

大学生活の最後を存分に楽しみました。友達と旅行に行ったり中国に帰郷したりしていました。

―入社前に不安や期待を感じましたか?

不安はありました。何もわからない分野なので、1からスタートするのが心配でした。ですが、新しい環境で社会人生活が始まるワクワク感もありました。

―研修はどのようなものでしたか?

4月と5月は岡山で研修を受けて、6月から8月は東京で研修を受けました。研修はプログラミングを基礎から学ぶ内容で、5月末に1回目の成果発表会、6月末に2回目の成果発表会がありました。

―研修は大学の授業と同じようなものでしたか?

大学で行ったものと違い、難しかったです。決して簡単なものではありませんでした。私の同期がプログラミング経験者だったので差が埋まらず、焦っていました。

―辛かったことはありましたか?
最終の構築演習の前までは講師の先生に丁寧に教えてもらえたので、乗り越えてきました。ですが、最終の構築演習の発表に向けてプログラムの作成をしている時は質問をすると減点でした。

そのため自分で調べ、ずっと一人だけ残業をしていたので辛かったです。ですが気合で終わらすしかなかったので、同期に聞いたりもしていました。

―どんなものを研修中得られましたか?

プログラム言語が少しは読めるようになり、感覚で「このコードの塊がこの処理をしているんだな」と分かるようになりました。
最初は「コードを一行二行書いて」って言われても何もわからない状態でしたが、今はすぐにでもプログラムを一つ作れるようになったので、かなり成長したと感じています。

▼将来とアドバイス

―今後のキャリアはどのように考えていますか?

今はまだまだわからない事も多く、まずは自分のできるところからしっかり勉強して資格取得もして、経験を積み重ねていきたいと思っています。

まずはIT パスポートや、基本情報技術者試験を受けようと思っています。

―資格受験の支援制度はあるのでしょうか?

あります。入社一年目の社員は合格してもしなくても、受験費用を支援してくれる制度があります。

―就活中の自分に今アドバイスできるとしたら何を言いますか?

私はIT企業だけを見ていたので、幅広く他の業界・企業に挑戦して面接してほしいです。経験にもなる上に、いろいろな業界・企業を見ることができますので。

―就活をする人に向けて、メッセージをいただいてもよろしいでしょうか?

就活始めたばかりの時はどこから手をつければいいかわからないと思います。まずは自己分析をしっかり行い、自分に合った会社を見つけてください。

―あとがき

今回の記事を書いた榊原です。

張さんの挑戦から学べるのは、「未経験」や「文系出身」といった壁も、行動と努力で乗り越えられるということでした。今回のインタビューを通して、皆さんも「自分にもできるかもしれない」という小さな希望を持てたのではないでしょうか?
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