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プログラマとWebデザイナーの違い

こんにちは。岡山トヨタシステムサービスです。

前回は、システム開発の中で重要な役割を果たす、システムエンジニアとWebサイト/Webアプリケーションの開発に特化したWebエンジニアの職種の違いについてお話をしました。

今回はシステムやWebサイトの制作に携わるプログラマWebデザイナーの職種をご紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んでください!


▼プログラマとWebデザイナーの違い

・プログラマとは?

プログラマは、システムやソフトウェアが動作するためのコードを作成する職種です。この作業を「プログラミング」と呼び、コンピューターに特定の動作を指示するために必要不可欠な作業です。C言語、Java、PHP、Pythonなどのプログラミング言語を使い、仕様書に基づいてシステムを構築します。

プログラマは専門分野によって、Webプログラマ、アプリケーションプログラマ、ゲームプログラマ、組み込み系プログラマなどに分けられます。

プログラマの分類

プログラマの仕事は、単にコードを書くことだけではありません。効率的な処理を実現するためのアルゴリズムを考え、最適な手順を導き出すことも重要なのです。プログラミング言語の知識と合わせて、論理的な思考力が求められます。

・Webデザイナーとは?

Webデザイナーは、主にWebサイトのデザインや視覚的な要素を担当します。アイコンやレイアウト、バナーなど視覚的な要素を作成し、ユーザーにとって魅力的に感じるデザインを提供します。
基本的に、Webデザイナーはプログラミングは行いません。しかし、HTMLやCSSなどのコーディング知識を持つデザイナーも多く、開発者と円滑にコミュニケーションを取れる点で強みになります。

中には、JavaScriptや他のプログラミング言語を用いて、ユーザーのアクションに応じて動的に変化する(インタラクティブな)要素を実装できるWebデザイナーもいますが、これらの作業は一般的にはフロントエンドエンジニアバックエンドエンジニアが担当します。
フロントエンジニアは、UIやデザイン設計に入る前の実装方法も検討しながら、WordPress等に代表されるCMSツールやアドイン機能の利用検討・選定といったサイト設計も担当します。

※CMSツール・・・Webサイトを簡単に作成できるツール
 アドイン・・・ツールに追加でインストールできる拡張機能

WebデザイナーとWeb系エンジニア
職種毎の担当領域

一方、同じWebデザイナーでも、ユーザーの体験に焦点を当て、サイトが使いやすく、楽しいと感じられるデザインを追求するUI/UXデザイナーという職種もあります。
UIとは「User Interface(ユーザーインターフェース)」の略で、”使いやすい” デザインを実現することを重視します。
UXとは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、”使って楽しい、心地よい” 体験を提供することを目的としています。

 UI/UXデザイナーは、単にデザインをするだけでなく、Webサイトへの集客や顧客体験の向上にも深く関わります。顧客体験を充実させるためには、「どのようにWebサイトにたどり着くか」という視点が重要であり、そのためにランディングページ(リード獲得ページとも呼ばれます)やSEOなどのデジタルマーケティングに関わる知識も必要です。

※ランディングページとは?
 訪問者が最初に目にするページ。訪れたユーザーに「購入・お問合せ・
 資料請求」などのアクションを誘導するためのページ。
※SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは?
 検索結果でWebサイトがより上位に表示されるようにするための手法

▼「ChatGPT」でプログラマの仕事は減る?

 話題のChatGPTやCopilotなどの生成AIは、プログラムコードの生成も可能なAIツールです。ユーザーが指示を出すと、自動でコードを生成してくれるため、プログラマは部分的なコーディングを生成AIに任せることができます。

ただし、生成されたコードが正確かどうかを確認し、プロジェクトに適用できるか判断するのはプログラマの役割です。生成AIはプログラマを補助するツールであり、完全に代替するものではありません。むしろ、このようなツールを有効に活用することで、プログラマはより高度な業務に集中できるようになるでしょう。

▼「Canva」があればWebデザイナーはいらない?

 「Canva」は、オンラインで利用できるグラフィックデザインツールで、豊富なテンプレートが用意されており、Webデザインの知識がなくても直感的に見栄えの良いデザインやバナー、チラシを作成できる便利なツールです。
 
「Canva」は誰でも簡単にデザインできるツールですが、プロフェッショナルなWebデザインが求められる場合、Webデザイナーの代わりにはなりません。Webデザイナーは、クライアントのニーズに合わせた独自のデザインを作り上げる創造力や専門知識を持っており、ユーザー体験を最適化するための細かな調整が必要です。
 
したがって、「Canva」は補助ツールとしては優れていますが、Webデザイナーの創造力や専門知識に取って代わることはできません。Webデザイナーの作業効率を向上させるための補助ツールとして活用できるでしょう。

▼プロジェクトに応じた柔軟なシステム開発アプローチ

 OTSSでは、お客様が実現したいシステムの企画段階から関わり、設計、開発、運用・保守まで一貫して対応しています。これにより、プロジェクトのすべての段階でお客様に適切なサポートを提供できます。
また、Webアプリケーションに限定されず、セキュリティ要件や利用シーンに応じたシステムの種類と開発方法を選定し、最適なソリューションを提供します。
さらに、システムエンジニアとプログラマが密に連携しながらプロジェクトに渡り、必要に応じて外部のWebデザイナーやUI/UXデザイナーとも協力し、効率的かつ高品質なシステム開発を実現しています。


・・・と、前回の記事と同様、またもや最後はOTSSの開発の進め方をアピールさせていただきました。(なんとしてでも最後はOTSSの話につなげたい!というこの気持ち、伝わっていますでしょうか??)

今回の記事をきっかけに、プログラマやWebデザイナーという職種にさらに興味をもっていただけたらとても嬉しいです。

次回は、OTSSでも活躍しているあの職種をさらに深堀りしていきたいと思います。楽しみにしていてくださいね。
では、また次の記事でお会いしましょう・・・!!


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