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エンジニアの平均勉強時間は?エンジニアの成長を支える環境づくり

こんにちは。岡山トヨタシステムサービスです。

技術の進化が加速する今日、エンジニアの学習時間について興味深いデータがあります。今回は、エンジニアの学習時間のデータをもとに、技術革新や学びの文化について考えていきます。

最後まで読んでいただけると嬉しいです…!


▼エンジニアの平均勉強時間

経済産業省が発表した「我が国におけるIT人材の動向」によると、技術の先端を行くエンジニアほど、自己研鑽に多くの時間を割いていることがわかります。
AIやデータサイエンスといった先端技術に携わるエンジニア(先端IT従事者)は、週に平均2.7時間を学習に充てているのに対し、従来型の技術者(先端IT非従事者)の学習時間は、週に1時間程度にとどまっています。
この差は、技術の進化に対応するための学習意欲の違いを示しており、先端技術に関わるエンジニアほど、絶えず自己成長に取り組んでいることがわかります。

出典:経済産業省レポート「我が国におけるIT人材の動向」

また、英国の人材会社「ランスタッド」が2017年に行った国際的な調査によると、日本の社会人はOECD諸国の中で自己負担での学習意欲が最も低く、「現在のスキルで十分」「新しいスキルを活かす場がない」という考えが根強いようです。一方、スイスでは大学進学率は20%と少ないのですが、社会人の3割が大学での再教育を受けるなど、生涯学習の文化が定着しています。

引用:リカレント教育と日本の大学[1]/「世界で最もビジネスマンが学ばない国」から脱却するため、日本の大学は何ができるのか | 高等教育 | リクルート進学総研 (shingakunet.com)

▼変わりゆく社会と学びの必要性

近年、日本の労働市場は大きく変化しています。
企業が競争力を維持するためには、適材適所の人材配置が必要です。ジョブ型雇用の導入により、特定の職務に対する専門性が重視され、継続的なスキルアップの必要性が高まっています。アメリカや韓国のようにジョブ型雇用が一般的な国々では、職務に必要なスキルの有無がキャリア形成の基本となっており、自己研鑽が昇進やキャリアアップに直結する文化が根付いています。

これに対して、日本では「現在のスキルで十分」と感じ、新しい知識やスキルの習得を避ける傾向が見られます。しかし、技術革新が進む時代において、このような姿勢は大きなリスクを伴います。
技術革新が求められる時代において、最も危険なのは「学び続けることを放棄する」ことです。これからの時代、「学び続けること」が最も重要なスキルの一つとなります。

▼エンジニアの成長を支えるOTSS環境

OTSSでは、エンジニアが成長し続けられる環境づくりに注力しています。人財育成を第一に考えた制度・環境の整備や取り組みを行っています。 

  • 自己啓発援助制度:社員が自主的に学習を進める際の書籍購入費や外部セミナー参加費等を会社が負担する制度です。費用面でのサポートにより、社員が知識向上やスキルアップに挑戦しやすくなります。また、試験の合格に関係なく資格取得の受験料を会社が負担(条件あり)することで、エンジニアはより躊躇なく資格取得を目指すことができます。OTSSでは、2024年4月~2025年1月の期間(10か月)で延べ55名の方が資格取得にチャレンジしています。

  • 自由裁量勤務制度:業務と関連ない活動に充てた時間を、年間5日まで勤務時間として認める制度です。知識のアップデートや新たなネットワーク作りにつながる活動に対し、自由な学びの時間を確保できます。当社では、2024年4月~2025年1月の期間(10か月)で延べ92名の方が利用しています。

  • 資格取得制度:指定資格を取得した場合、合格一時金を支給する制度です。エンジニア向けのIT関連資格は国家資格13種類、ベンダー資格163種類を難易度や事業との関連性に応じて多岐にわたり選択できます。資格取得のプロセス自体が新しい知識や技術を学ぶ機会となります。当社では、2024年4月~2025年1月の期間(10か月)で延べ33名の方が新たな資格を取得しています。

  • ITスキル棚卸:毎年、社員が保有する技術力や実務能力をチェックし、新技術の習得状況を把握しています。これにより、社員は常に最新技術を知る機会を持ち、上司と相談しながら適切なスキルアップを目指すことができます。当社では、2024年4月~2025年1月の期間(10か月)で、スキルアップに必要な社内教育を1人平均1.6時間/月行っています(新人研修は除く)。

IT業界では技術の進化が非常に早く、継続的な学習が不可欠です。その中でも資格取得は、今後必要となる技術や知識を体系的に学ぶ有効な手段として非常に有用です。

OTSSでは、一人ひとりが変化する時代に対応できる力を身につけ、共に成長していけるよう、学びを応援する環境とサポート制度を整備しています。「学ぶ環境が整っている」と感じてもらえることで、自発的な学びの文化が生まれる風土を目指しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。
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