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【インターン生が聞いてみた】職場環境は良い?

西川さんは、大学で学んだ情報、機械、電子工学を活かし、教育に関連するシステムのエンジニアとして活躍しています。今回はプログラミングを学んでからの道のりや、就職活動時に感じた悩み、そして実際の業務での経験を通じて得た成長を語ってもらいました。


▼理系のガクチカ

―大学では何を研究していましたか?

 私の大学は情報系、機械系、電子工学の3分野を統合的に学べるカリキュラムが特徴で、情報通信、ロボット製作、電子回路設計を幅広く学びました。

―どれくらいの期間プログラミングをしていましたか?

 プログラミングは3年間勉強していました。同時進行で情報と機械と電子の勉強をしていました。

―どの言語を使用していましたか?

 C言語とPython、C++の3つを使っていました。

C言語は厳密に書かないと動かなかったり、エラーが発生したりすることが多いですが、Pythonは「これでいけるかな?」と思って書いたコードが、実際に動作することがあったので、比較的甘めな言語だと思いました。

―プログラミングで作ったものはありますか?

 大学2年生の授業で、C言語を使って五目並べのプログラムを作成しました。また、3年生では工学系の知識を生かしてロボットを作り、黒い線をなぞりながら目標を達成する、一種のゲームのようなことをする授業もありました。

―期間はどれくらいかかりましたか?

 ロボット制作は、毎週水曜日の朝から夕方まで、半年間行いました。前半は予備知識を学び、後半は学んだ内容を応用してロボットを作成しました。

―大学で力を入れていた活動はありましたか?

 サークル活動に力を入れていました。
私は中学生から大学まで吹奏楽をやってきました。大学では実際に地域のイベントに参加したり、春夏秋冬にコンサートを行ったりしました。

▼就活時代

―大学院に行かなかった理由はあったのでしょうか?

 院への進学と就職をぎりぎりまで悩みました。ですが、気持ちの中では早く就職したいと思っていたので、就職を選びました。

―理系は推薦応募があるのは本当ですか?

 私の大学でも推薦はあり、教授から自分の行きたい企業の推薦をもらうことができました。ただ、推薦があることに気づくのが遅かったため、私は利用できませんでした。

―就活を始めた時期はいつですか?

 大学3年の3月からです。大学からマイナビへの登録を勧められたタイミングで就職活動を開始しました。3年の夏と冬にインターンシップに参加しました。ただ、参加した企業はあまり多くなかったため、もっと多くの企業に足を運んで、いろんな分野を見ておくべきだったかなと今は少し後悔しています。

―どのように就活の情報を集めましたか?

 主にマイナビのサイトから条件を絞って情報を集めました。また、大学の研究室からもらった就職活動に関するチラシも参考にしていました。

―業界や職種を選ぶ時の基準は何かありましたか?

 住み慣れた土地である岡山で働ける企業を中心に絞り込みました。また、自分が学んだ情報、機械、電子の3分野に関連する企業に応募しました。

―新しい分野には挑戦しなかった理由はありますか?

 「最初に失敗するのが怖かった」というのが正直なところです。予備知識のある状態で安心して就職し、その後自分の力を試しながら応用していきたいと思っていました。

―準備で大切だった対策はありますか?

 選考の準備で一番大切だったのは志望動機の作成だと考えました。志望動機を作るために会社のサイトを見たり、その会社で何が行われているかを調べたりしました。また、新人向けのサイトを参考にして、研修内容なども確認しました。

逆質問が重要だと言われていたので、逆質問を考える際に、自分にとって何が有利で、何が不利かを考慮しました。研修内容に不安があったので、実際に自分がついていけるかを考えながら情報を集め、準備に活かしました。

―OTSSの面接・選考で印象残っているのはありますか?

 最終面接が印象に残っています。一次選考・二次選考がオンラインで、画面越しでの対応でしたので、緊張はなかったのですが、最終面接は対面でとても緊張しました。

―内定を貰ってからも就活をしましたか?

 別の会社でも内定をもらっていましたが、就活を続けていたので、最終的にOTSSから内定をいただいたのは就活の終わり頃でした。

―最終的にOTSSに決めた理由は何でしたか?

 研修期間と研修内容が魅力的だったこと、そしてチームで活動しているため、分からないことをすぐに聞ける環境が整っている点が大きな決め手でした。また、社内の雰囲気もとてもよく、皆さんが優しく、過ごしやすそうな環境だと感じました。特に、ワンフロアで席が近く、気軽に質問できる雰囲気が一番大きな決め手だと思います。

▼研修

―入社前後でギャップはありましたか?

 質問のしやすさが思った以上に良かったので驚きました。皆さん本当に優しく、ちょっとしたことでも丁寧に教えてくださいます。分からないことに対して「何が分からないのか」を一緒に考え、解決策を提案してくれるので、とてもありがたいです。しかし、社内が比較的静かなことには少し驚きました。ただ、質問できないほど静かというわけではないので、特にマイナスには感じていませんが、少し寂しい気もするかもしれません。

―研修で戸惑いなどはありましたか?

 大学時代に学んだC言語、C++、Pythonを使っていたのに対し、現在の研修や実務ではJavaを使用しています。同じプログラミングでも言語ごとに記述方法が異なり、「これはこうできない」「こう書かないといけない」といった戸惑いもありました。しかし、研修期間が長く、丁寧に教えていただいたおかげで、しっかりと対応できるようになりました。

―研修で大きくつまずくことはありましたか?

 私は大学でプログラミングを学んでいたので、大きくつまずくことはありませんでした。もし大学でプログラミング言語に触れていなかったら、つまずいていたかもしれません。そういった点では、大学での学びが役立っていると感じています。

―研修の中で印象に残っていることは?

 印象に残っているのは、構築演習です。最初に、分からないことがあればすぐに質問でき、事前に準備されたベースに自分で追加していく演習がありました。次に、質問を一切してはいけない構築練習がありました。分からないことを自分で解決しなければならず、それがとても面白い反面、悩まされることも多かったです。

▼職場環境

―今の仕事は楽しいですか?

 今の仕事では、既存のプログラムを改訂する作業をしています。修正を進めるためには、元のプログラムをしっかり理解しないといけません。そこで、さまざまな処理や書き方を学びながら進めているので、発見が多いです。「こんな書き方もあるんだ」とか「こういう処理の仕方があるんだ」と気づく瞬間が面白いですね。
また、同じ処理でもいろいろな書き方ができるのが面白いですし、自分のやりたいことができたときには、大きな達成感とやりがいを感じます。それが面白さの一つだと思います。

―どんな人と働いていますか?

 私が所属しているチームの皆さんは本当に優しく、話しかけやすいです。よくしゃべる方もいれば、静かに集中している方もいますが、どちらも気兼ねなくコミュニケーションが取れる環境です。もちろん、忙しいときには話しかけるのは控えるべきかもしれませんが、それでも忙しい中でもきちんと寄り添って話を聞いてくださるので、非常にありがたいです。

―毎日のスケジュールを教えてください

 今は製造と単体テストを行っているので、1日でソースコードを2つ修正し、その後単体テストを1回実施するという流れで進んでいます。
休憩は12時から13時までの1時間です。

―フレックスタイム使っていますか?

 私はまだ利用していませんが、急遽病院に行かなければならないときや、予定外の用事ができたときにフレックスタイムを使っている方がいらっしゃいます。いろいろな使い方ができて便利だと思います。

―働き方で魅力はありますか?

 今は常に色々な事をやって、何かを達成していく過程がある業務内容だと思います。飽きたりとか退屈したりすることがないので、働いているという実感があります。

―働き方で改善してほしいことはありますか?

 職場が静かすぎるところは改善したいと思います。もう少し楽しい雰囲気を作れればいいなと感じています。ただ、働き方自体は整っていて、平日5日出勤、土日祝日休みというのはとても働きやすいです。

―会社の福利厚生で利用しているものはありますか?

 「ときめきプラザ」という福利厚生サービスがあって、私の家の近くの温泉施設の割引券があるのがとても便利です。他にもいろんなお店の割引券や映画館のチケットもあるのもありがたいですね。

別の福利厚生で、1人暮らしをしている社員には家賃補助もあるので、生活費の負担がかなり軽くなります。これも大きいと思います。

―もっと手厚い福利厚生が欲しいと思いますか?

 私はまだ福利厚生を使い切れていないのですが、現状のままでもすごくしっかりしているなと思います。

▼昔と現在、そして未来

―大学時代より能力は伸びましたか?

 最初と比べると、自分でも驚くほど成長したと感じています。学生時代は、決まった答えに当てはめる形で考えたり、教授に教えてもらうことが多かったです。ですが、現在の業務では、同じ結果を出すにしても、処理速度を上げたり、簡潔なプログラムを書くなど、過程にさまざまな工夫が必要です。その経験を通じて、自分の考え方も変わってきたと思います。
今では、プログラムを確認する際に分からない処理も少なくなり、自分なりに理解しながら業務を進められていると実感しています。

―欲しい資格は何がありますか?

 今は基本情報技術者試験の資格取得を目指して勉強しています。それに加えて、色んなスキルをさらに伸ばしたいと思っています。現在は先輩方の作業を見よう見まねで真似していることが多いので、皆さんがどうやってエクセルやプログラミングを作成しているのか学び、自分一人でも誰かに教えられるくらいのスキルを身につけたいです。

―キャリアの展望はどのようなことを計画していますか?

 大学で学んだことの中で、まだ使っていない分野が結構あります。これからは趣味程度でも学びながら、それを実務に応用できるようにしていきたいと思っています。今後、まだ伸ばせていない部分をしっかり伸ばしていきたいですね。入社当初から「立派なプログラマーになりたい」という目標を持っていて、その目標に向かって今も取り組んでいす。

▼メッセージ

―今学生時代に戻れるとしたら、就活中の自分にどんなアドバイスをしますか?

 私は早めに就活を始めていたので、それは良かったと思っています。ですが、もう少し幅広く企業を見て、どういった業務を行っているのか、どんな知識が身につくのかを考えながら選んでいくべきだったと思います。特に、自分が興味を持った企業に対して「とりあえず応募してみる」という積極的な姿勢を持つことが大切だと感じています。

エンジニアに絞りすぎていたため、他の職種でどんなことをしているのかが分からないことがありました。例えば、取引先の企業で「この分野です」と言われても、「何をしているんだろう」と思うことが多く、そこから新たに学ばなければならないこともありました。いろいろな職種に触れて、多くの分野について知識を広げていくべきだったと思います。

―就活生に一言メッセージをください。

 まずは早い段階からさまざまな企業に応募して、いろいろな会社に触れ、多くの選択肢を広げてほしいと思います。その中で、最終的には自分がやりたいことができる企業を選んで進んでいってほしいです。


―あとがき

今回の記事を書いた榊原です。

西川さんのインタビューを通じて、理系出身者にとっての職場環境の重要性や、単一の分野にとどまらず、さまざまな業界や企業に触れることの意義について改めて考えさせられました。今回のインタビューを通して、皆さんも興味を持った企業に対して「とりあえず応募してみる」という積極的な姿勢を持ちたくなったのではないでしょうか?

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