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プログラマー 先輩と新人(仁義なき戦い!)
カタカタカタカタカタ
パソコンに向かい合い何か作業をしている先輩
ガチャ
新人「おはようございます」
カタカタカタカタカタ
パソコンに向かい合い何か作業をし続ける先輩
新人の心の声(挨拶無しはデフォルトっと・・・)
新人自分の席に座る
先輩のパソコンの打つ手が止まる
新人を見てニヤニヤしている・・・
新人、無音の状態が気になり先輩を見る
新人(なんか、こっち見てニヤついてる・・・、もしかしてこの前のセンサーに心読まれたとか・・・)
新人、辺りをキョロキョロ見渡すもセンサーは見つけられず・・・
先輩が新人に近づいてくる
新人(な、なに?この気持ち悪さ・・・)苦笑いで会釈
新人「おはようございます」
先輩「おはよ~。今日はちゃんと朝の挨拶言えたねえ~」
新人(むかつく。いつも言ってるっつうの!近づいてくんな!あっちいけ!しっしっ!)
先輩「実はビッグニュースがあるんだよ」
新人「なんですか?」
先輩「売れたんだ。君のアイデアのあのセンサー」
新人(だから、オレんじゃありませんって・・・)
新人「売れたって、誰にですか?電源落としちゃったら、もう二度と動かなくなるんじゃなかったんですか?」
先輩「そうだよ。多分そうだと思う。試作機だからね」
新人「駄目じゃないですか!それっ!売っちゃ!詐欺ですよ。詐欺・・早く回収して来なきゃ。大変なことになる」
プルルルルルル・・・・電話のベルが鳴る
新人が電話にでる。
新人「はい。あっ、はい。今、変わります。先輩に電話です。保留にしてあるのでそちらで取ってください」
先輩、受話器を取り保留を解除、受話器から「おい!」と聞こえ、先輩は電話機を切る。
新人「先輩?なんで切ってるんですか!もしかして・・・・」
プルルルルルル・・・・電話のベルが鳴る
新人「先輩~、電話ですよ~。俺、面倒な電話取りたくないんで取ってください~」
先輩「俺も電話取りたくないから取りませ~ん。今日は臨時休業ってことで」
新人(なんて人だ。先輩、最低だな)
新人「じゃ、俺、今日はもう帰りますよ。変なもの売った責任はちゃんと取ってきてくださいね。俺、知りませんからね」
先輩「変なものとはどういうことだ。君のアイデアじゃないか!君の責任だ!」
新人「はっ?そんなアイデア。俺出してませんし、未来のメールとかフザケたこと言って俺に責任なすりつけないでください!やってらんね~。この人!」
先輩「作ったのも君だろう。これは君の責任だ!」
新人「はあ~~~、作ってねえ~~し、作り方しらねえ~し、俺出勤して二日目だし!ありえね~んだけど、辞めてやる!こんな会社!」
会社を出ようと扉に向かう。
扉の取っ手に手を添えようとした時に突然
ドンドンドンドン
ドスの利いた声「おい!この中にいるのは分かってんだぞ!出てこい!!」
新人「うわっ!」思わず飛び跳ねて後ずさる
先輩に近づき
新人「ちょ、、ちょ、、先輩、、、誰に売ったんですか・・・」出来る限り小さな声でヒソヒソと
先輩「今日は臨時休業で、このオフィスには誰もいない。わかったね」
新人「分かったも何も・・・こんな状況で外になんて出れませんって。家にも帰れねえ。なんとかしてください。先輩の責任でしょ」
ドンドンドンドン
ドスの利いた声「おい!この中にいるのは分かってんだぞ!出てこい!お前から買った変な機械について話があるんだよ!出てこい!」
新人「ほら~、先輩が売った機械。やっぱり動かなかったんじゃないですか。説明してきてくださいよ~」
先輩「今日は臨時休業で、このオフィスには誰もいない。誰もいない・・・・」
新人(ダメだこりゃ。。。どうしたらいいのさ・・・あのセンサーを作ればいいのか?そうだ。俺が作ったって言うなら、俺に作れるはずだ・・・・いやいや、ありえない。この人の言ってることめちゃくちゃだし・・・)
先輩「今日は臨時休業で、このオフィスには誰もいない。誰もいない・・・・」
扉の向こう側でドスの利いた声が二人「兄貴~~!ここにいましたぜ!!」
兄貴「ってめ~~ここで何してんだよ!」
ドアを叩いていたドスの利いた声「す、すまねえ~。兄貴。あれは機械の故障で・・・」
バンバンバンと銃声が三発。壁に穴が空き、血がにじむ・・・ドタッと体が扉により掛かる音と廊下に人が倒れる音
兄貴「あのやろ~。オレのことバカにしやがって!この他人の心を読む機械の前で嘘なんてつけるわけねえだろう。行くぞ。お前ら!」
ドスの利いた声が二人「へい!」
新人、扉を押すが人が倒れかかっている重さで扉は動かず・・・・
先輩、新人の肩を叩いてニヤリと
先輩「君のプロジェクトは成功した!」
新人「まだそれ!!」
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