命の扉 ~余波:セクション6~
「安心してください。肉体の方は私の体が扉の外で、あなたの安全を守るために自動で監視しております」
「あなたの肉体は、ロボットで出来てるってこと?」
「いえ、それは違います。あなたと同じ生命から授かった体です。人工知能と交代で利用しているだけです」
「体ってそんな便利に交代できるものだったなんて知らなかったわ。学校のテストの時に変わって欲しかったな」
「あなたの人工知能は場をわきまえて、そのような時は変わったりしません」
「本当に必要な時には使えないなんて、やっぱり無意味ね。何