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「滋」

夏は桃。私的には少し奮発しても食べたい季節モノです。ところが最近どうも相性がイマイチ。「あぁ、これぞ天上界の果実」と唸らせてくれる桃に出会えない。悲しいかな。

スーパーに並ぶ見栄えの美しい桃の肌艶をジロリと見ながら。ふと、思う。

そうか。桃との相性とは。わたしが買うと決めたひとつの桃との間のことではないのよ。集合意識なんだわ。桃の集合意識とわたしの意識の相性がピピッと合わないんだ。

そうかそうか。ならば他の果物の集合意識がわたしを呼んでいるはず。その意識に気づけばいいんじゃない。桃が好きなばかりに執着しすぎて。うっかり新しい貴重な出会いを棒に振るとこだったじゃない。危ない危ない。

生プルーンかぁ。食べたことないけど。なんか、なんとなく呼び止められたような。意識がピピッとあった紫色のピンポン玉くらいの生プルーンを買ってみました。

もう、最高!皮ごと食べるから栄養が丸ごといただけちゃう。食べるたびに滋養とか滋味といった感じを味わえて嬉しくなります。ヘタリ気味な胃腸にねじ巻きするような酸味が気に入りました。

実際、腸の働きを整えて。急激な血糖値の上昇を妨げる。そして、コレステロール値を下げる。等の効果があるそうです。すっかりハマってしまったわたしです。

紅茶ともいい感じ

滋養強壮とまでは言わないけれど。からだに潤いをもたらす滋養を感じることで。精神的に励まされるものです。

今夏は、生プルーンのほかにも。発芽玄米のあまざけ。ハーゲンダッツミニのアイスにも。滋養を感じさせてもらったな。私的には今夏を乗り切る三種の神器です。

後味スッキリ夏にピッタリ

暦は秋を告げて。夏の土用も7日で終わりました。夏の土用は土いじりはしないほうが良いと聞きました。井戸等も昔は掘ってはいけなかったそうですね。

ちいさな植木鉢の植え替えでしたが。わたしも7日を待っての土いじりにしました。鉢のなかも大きな畑も変わらない生命の働きがあるのを。植物の背丈や葉が増える成長から。そして、植え替えの時のかすかな土の匂う様子や根っこの広がりで教えてもらえます。

ちいさな自然

土に触れ植物の根っこを整える。たっぷりの水を土がゴクゴク飲みこんでいく。ちいさな場所が満たされて新しい芽が育つ場所になるのは。平和への祈りに似ていると思いました。

人人がもし空を自ら飛べたなら。国境のない地球を見るだろう。そこにあるたくさんの命の光をうつくしいと思うのだろう。見上げた夜空の星の輝きをうつくしいと思うのと同じように。

B'zの稲葉さんが言っていたっけ。もちろん松本さんの音にのせて。

「誰もがみんな 照らし出されて
 こころの模様が 空に映ってる」

飛行機の窓からは見えない地球を
歌っていたのかなぁ。
稲葉さんたら。







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