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「集」
noteのページを開くと。春に限らず四季折々の花々が紹介されています。
海や山の近くに住まう方たちの記事からは自然が近くにあるだけに。野性味を感じる植物の姿がお目にかかれます。フレームの小さな世界に納まらない。土の匂いや朝露の冷たさまで飛び出してきそうな勢いもあったりします。
もちろん手を掛けた自然の世界で咲く花々にも興味津々でした。庭の片隅に覚えのない花の芽が出ていた記事の脇に添えられた写真。丹精込めた花が蕾をつけたり。どなたの庭にも花物語があるものなのを知りました。
noteを始めたことがきっかけで。読みかけのまま何年も眠ったように閉じていた本を最後まで読み終えました。老眼が始まって閉じてしまった本。こうしてまた読み始めるのを待っていてくれたのかも知れないですね。
本だけでなくて。映画館にも足を運ぶきっかけになったりもしました。知らないうちにチケットを買う時に席の指定したりするわけです。ちょっとしたドキドキというかドギマギ感。間違いなく細胞を活性化させたことでしょう。
そうだな。私も春を集めてみようかな。
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ご存じ分葱(わけぎ)を近所のスーパーで見つけました。多分、春じゃないかな。最近になって農家さんの採れたて野菜のコーナーに並ぶようになったから。精進料理にはネギ、にんにく、らっきょ、にら、分葱は五くん野菜と呼ばれて使われないそうです。においがきついことと。もう1つには。これらの野菜は精がつくので修行の妨げになるとされたそうです。
春、芽吹く植物には精がつくものが多いですね。タラの芽やゼンマイ、蕨。雪解けの大地から栄養を吸い上げて。春から夏を乗り切るのに必要なエネルギーがたっぷりと詰まっていそうです。山の恵みを待ち望んでいるのは。人だけでなく冬眠から目覚めた熊の親子。野生の鹿の群れも。この季節を心待ちしています。
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そら豆。子どものころはもっと独特な匂いがあった記憶があります。だんだん匂いが薄くなって少し大きめの枝豆みたい。と思っているのは私だけかしらね。私の感覚ではくさみと苦みが春の初物を連想させるので。ちょっと残念なこの頃です。
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こんなにきれいな下ごしらえの完了した筍さんを戴きました。土から掘りおこして。十二単のような皮を剥がして。米粒と糠であく抜きをしたら一晩ゆっくりと眠っていただきます。手間暇かけた下ごしらえが美味しさの秘密ですね。
人の生きている春の世界。てんとう虫が生きている春の世界。黄色いタンポポが生きている春の世界。みんな集めて大地の球体地球は生きています。みんなの春が過ぎていきます。