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大学生が聴いて読む都識「にたものどうし」

こんにちは。otozureのカエルです。今回は、都識の「にたものどうし」という曲について、紹介していきたいと思います。

さて、皆さんは都識というアーティストをご存知でしょうか。男性のソロアーティとで、2022年に曲の配信を開始したばかりの若手アーティストです。もともと、Tiktokでオリジナルの曲を投稿しながら活動していたようです。Tiktokで活動していく中で投稿した、オリジナル曲が人気になりデビューに至ったようですね。彼の魅力はなんと言っても、その声と率直ながら特徴的な共感を呼ぶ歌詞ではないでしょうか。特に、今回紹介する曲である「にたものどうし」でも、ストレートな表現で非常に共感できる方も多くいらっしゃるのではないかと思います。


プロフィール


1999年7月1日生まれの23歳。
兵庫県明石市出身のシンガーソングライター。
SNSを中心に音楽を発信し、2022年に「君がいない世界」をアップすると異例の速さで拡散され、トレンド入りする。その後、配信開始。
2023年10月現在、6作を発表している。


都識の3作目である「にたものどうし」


別れと出会いの季節

さて、この曲について詳しく話す前に、この曲のテーマについてお話ししましょう。この曲がリリースされたのは、3月8日で、この曲は別れと出会いの季節の心情について彼の特徴的な歌い回しで歌い上げられています。特に、小学校や、中学校、高校、大学を卒業していく際の心情が記憶にある方には、共感できたり、想像できる歌詞なのではないでしょうか。実際、筆者もかなり別れを寂しく感じる性格で、高校生だった頃に、秋頃にはすでに卒業を意識してとても寂しく感じていた記憶があります。このような、別れと出会いの季節(日本では春ですよね。)には様々な感情を抱くことが多いでしょう。そこには、それまでに環境では多くの時間を共にしてきた仲間との日々を恋しく思う気持ち、新しい環境に不安を覚える気持ち。簡単でわかりやすく言ってしまえば、このようにまとめることもできますが、実際はそんな単純なものでもないでしょう。そんな気持ちを抱いている人たち、抱いてきた人たちが共感できるのがこの曲です。以下では、この曲の中で特に筆者が印象に残った歌詞について書いていきます。歌詞全編はしませんが、ぜひ皆さんも自分の感じたことと照らし合わせながら読んでいただけたら幸いです。


「にたものどうしの相手は日常の象徴」

Aメロからサビ前にかけてはでは端的に言ってしまうと、普段の日常を自分が大切に思っていることを感じているということを言っているのではないかと思います。早速、タイトルの回収になりますが、にたものどうしというのは、終わりを意識し始めている日常の象徴と言えるような存在なのでしょう。これは、友達なのか、恋人なのか、それぞれの聴き方ができそうですが、そのような存在をにたものどうしと表現することに都識の特徴的な歌い回しが表れているのではないかと思います。

ここからは筆者のお節介ですが、このにたものどうしは必ずしもにたものどうしの存在がいる日々を送った人だけが共感するものでもないと思っています。個人的には、小説にしろ何にしろ設定通りの状況や心情に沿って初めて共感できるというのはなかなかハードルが高いでしょう。むしろ、個々の状況よりもその状況の一般的な要素から自分に落とし込んで考えることができると、世界が豊かになると思っています。

ごめんなさい。話がそれました。結局何が言いたいのかというと、自分ににたものどうしの存在がいなくとも、日常のありがたみを実感した経験があるという人はその日常の象徴的存在をあなたにとってのこの曲におけるにたものどうしになぞらることもできるのではないかということです。それは部活の仲間、クラスの友達、バイト先の同僚、教室の黒板、通学路で毎日会う近所の人たちなどいろいろあるでしょう。
(もちろん、日常に苦しんで抜け出したいと感じていた方もいると思いますので、必ずしも、共感できることをよしとしているわけではありません。)

そしてサビに入ります。サビでは

見たことな景色に怯えてしまうたび思い出せばいい

サビより

という歌詞が現れます。にたものどうしとの日常を思い出せばいいという歌詞ですね。新しい環境に踏み込むことに勇気が必要だという人は多くいると思います。そんな人たちに向けて、過去の日常を支えにして前に進んでいこうという歌詞かと思います。これもそれぞれの聴き手にとっては必ずしもにたものどうしの存在である必要はありません。あなたにとっての日常の象徴を思い出して前に向き合っていけばいいよ受け取ることができます。

あとの歌詞は皆さんそれぞれ自分にとっては何に置き換えることができるのか考えながら聞くと、より共感できることもあると思います。


最後に

都識の魅力的な声で歌いえげれる、環境の移り変わりには共感できる方や引き込まれる方もたくさんいることかと思います。ぜひ、他の曲も聞いてみてください。

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