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オオトパンの持続可能なパン屋づくり①アラフォー女はガタが来る!は本当だった。

その日は突然に。体にガタが来た。

自分が倒れたら終わり、なんてのは私のやりたい店ではなくて、生活を犠牲にしないで働ける場所を作るのが店としての方針。子育てとパン屋を両立しよう!と誓いを立てた今年のお正月。

そんな誓いを立てながら、実際は結構無理をして働いていた私の体に突然異変が。(異変当日の1日については割愛しますが、異変に気づいたのはキャンプ場の朝。その後救急病院にたどり着くまで結構あり得ない状況で、本気で人生最悪の日だと思った。。。子連れで乗り切った私の精神力やばすぎると思う)
色々と調べた結果、子宮に大きな子宮筋腫が見つかり、体の臓器を圧迫していたことがわかった。さらに来年1月には手術をして子宮を摘出することになり、術後1ヶ月ほどは動けなくなることが決定。がーん。

今までは、営業の日は朝の6時から夕方の18時までほぼ立ちっぱなしで働き、帰ったら子どもたちのご飯を作って洗濯して明日の準備して〜なんてこともしていたけど、今は、3時間も立っているとフラフラしてくる。
思うようにパンが作れない。

無理のない働き方、なんていいながら自分が一番無理をしていた。(みなさん定期検診にはいきましょうね)そろそろガタが来る年だよ〜?なんて友人と話しながら「まだ頑張れるでしょ」なんて思っていたが、本気でガタが来てしまった。

今のままじゃお店が回せない。さて、どうしよう。でもまだオープンして8ヶ月だし、正直、借金もしてますよ?結構ピンチだよ?

休むのは怖い

まず、一つ心に余裕が持てるのは、我が家の家計は私だけで回している訳ではないこと。旦那さんの稼ぎもあるので、お金の部分での心配は最低限で済むこと。これはとても大きい。これを「本気じゃない」
とか「趣味の延長でしょ」とマイナスの意味に捉える人が多いけど、私から言わせれば、その補償があるからこそ、子育てもしながらでのお店の経営に手を出せたとも言える。

だからと言って手放しに「病気なんで休みま〜す」という訳にはいかない。もちろん家賃などの固定費も発生しているし、何より「休む」=「存在が忘れられる」という恐怖があるから。

そもそも週に2日くらいしか空いてない店は、コアなファン以外には「いつもやっていない店認定」されることがオープンしてから8ヶ月でわかってきたところだから、余計に怖い。怖いよ〜!

ひとりで作るのやめます

じゃあどうしよう、と体調崩してからずっと考えているけれど、どう考えても、私一人が製造を担うというやり方が無理があるという結論。

仕事+子育て+病気になると流石に無理。

そこで考えていること!
・仕事内容を極力シンプルにする。
・メニューをシンプルにする。
・製造方法を動画にしてスタッフに共有する。
・パン屋から業態を変える。

どっちにしろ、いつかぶち当たる壁であったパン屋は仕込みが多すぎる問題。それを克服しないことにはお店は継続できないと思う。

試行錯誤続く。

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