ひたすらパン屋にならなくてもいいか?②始めようとしているのは、普通じゃ行かないパン屋
ライフスタイルを犠牲にしないパン屋のスタイルはどこにある?三人子育てしながら、山梨に移住した元DJの母ちゃんが作るパン屋「OTO.PAIN オオトパン」物語。
オオトパンのウェブサイトはこちら。http://oto-pain.com
こんにちは。オオトです。
先日は、我がイベント「パンイチ!」も大盛況に終わり、ちょっと一息。
山梨にきて1年半、予想外?!の三人目の妊娠、出産もへて、子供たちも保育園に行き始め、少しずつ体制を整えられてきました。(とは言え、三人勢揃いの時間帯はいろんなことが同時多発的に起こるので、ほぼ私の記憶はありませんw)
そしてその間に出会った、魅力的な農産物、魅力的な人々との繋がり、色々あります。
この場所で自分が何ができるかな?と色々考えてきた1年半でもあります。私だからできること、必要とされることはなんだろう?
そして、そんなことを考えながら、そろそろパンの定期的な販売を再開したいと思っています。その準備段階にこの四月から入っています。
公表できるのはまだ先になりますが、楽しみにしていてください。
そこで、出産退社後、チマチマと積み上げてきた今自分のできることを、一度「事業」として客観的にみよう、と思い、起業支援のセミナーにも参加しています。
まぁ、女性の起業セミナーなんてものは「うさんくさい」ものだろうと考えていた私ですが、今参加しているbond placeさんのセミナーは、「机上の空論」でもなく「キラキラ重視の中身なし」、でもなく、とても実践的でなおかつ女性目線をものすごく意識してくれているもので、よりリアルに自分のこととして受け止められるので、去年から参加させてもらっています。
そして、今年度は「ゼミ生」と言う形でより自分の事業に寄り添った形でのマンツーマン(時には二人以上がサポートしてくれる)形式で、金融機関さんを含めた方々に、これからの私の事業にアドバイスをいただいているので、その経過を自分で整理する為にも、記事を書こうと思います。
私のノートの切れ端。
今私がしようとしていることは何か。
どこに人が付加価値を見出してくれるか。
まず自分の強みは、パンのイベント「パンイチ!」を企画していて人を集めることが出来ること。
美味しいパンを作るという視点とは別の視点からパンを見ることができること。
このおかげで、色々なつながりを作れているし、「この人なら何とかしてくれるかも。」と思われること多々あります。
そして、課題。
子育てというライフイベントとの両立。
これはやっぱり大きくて、週に5日、6日朝からオープンするパン屋を開業するには負担が大きすぎる。
そうなると開業の日数を減らさないといけない。→なかなかやっていないパン屋さん。→それでも買ってもらう為にはどうすればいいか?
例えば週に1日営業するパン屋さん。今はよく聞くけど、それだけでちゃんと収入を確保しているパン屋さんがどれくらいあるのか、どうにも難しい。
他に収入があるか、旦那さんの収入があるか。これだけをやっていては、成長もできないなぁ。
私も以前やっていたけれど、認知してもらうことが何より難しい。そして一人で焼ける個数には限りがある。
私だって特別な理由がなければ、パンを買いに行く時、行っても売り切れてなくて色々選んで買えるパン屋さんの方を選ぶもの。特に気に入ってくれた人はリピーターになってくれると思うけど、山梨という世田谷区くらいの人口しかいない絶対数の少ない土地でそのスタイルが成立する?!という疑問。
自分の身の丈でやる、という所と、来てくれる人を満足させられるか、という所。これを両立することを考えなくてはね。自分のペースでやってます、だから理解してね、ってセリフは、満足感を与えられてからこそ吐けるセリフだと思っている。
つまり、私がやろうとしていることは、普通じゃ行かないパン屋、ってことですね。
これを、「選んで来てもらえる店」にしよう、という計画の始まりです。
私もこれを書きながら、実は正解は見えていない。w
これから試行錯誤して進んで行きたいと思います!