蚊に襲われる午前3時

痒くて目が覚めて体を見たら手足を6箇所ほど蚊に刺されていて驚いた。
蚊なんて死んだのかなと思うくらい見てなかったのに部屋の中でこんなことになるとは。
死ぬほど痒くてとりあえず気休めオロナインを塗った。
ただの偶然、なんとなく入れてきてた虫除けが役に立ってよかったけど、まだかゆくて部屋を出てきた。
そしてずっと書いてなかったノートをやっと更新しようと思ったわけだ。

韓国に来てから全く不便なことがなかった。
寮は期待してきた以上に綺麗で使い勝手がいいし、
ルームメイトくじは大当たりで台湾人と仲良くなったし、
韓国語はスムーズに通じるから特に困らないし、
嫌だったことはいちばん高い金を出してやったアイドルメイクが似合わなすぎたことくらい。
可愛い写真を撮りたかっただけなのに。

だから私の身に起きた最初の事件みたいなものがこの蚊に刺されである。
オロナインが聞いてきたのか分からないが、痒みがさっきよりマシになっていて寝れる予感がしてきた。

韓国は私にあってるなと実感している今、
なんだか日本ではずっと走っていたような気がしてきた。
今日なんか暇すぎて作り置きをした。
お母さんが聞いたら天地がひっくり帰ったくらいに言いそう。
自炊したいなとは思ってたけどこんなに早くするのは思わなかった。
とは言ってもただゆでたまごとなすの炒め物を作っただけで、特に特別なことはしてない。
明日の朝ごはんは優雅に食べれそうで嬉しい。

韓国での目標はシンプルで、健康に生きることだ。
でも、心も体もとなると意外と難しい。

人間らしく生きろ、と母に言われ続けている私。
京都に住み始めてから一人暮らしの友達を見ていて、
私に必要なのは生活をすることなのではないかと思っていた。
セールを狙ってスーパーに行って、
気分よく自炊をしたらご飯を作りすぎて何食かおなじご飯になって、
萎えていたところに溜まっている洗濯物に発見して絶望する。
みたいな、創作以外の小さな感情の運動というか。

好きなシイナナルミがよく依存先を増やしなさいって言ってるけど、
それが私に必要なことだったのかもしれない。

何かを書くこと以外に暇な時に思いつくことがなくて、
書く気分じゃなかったら誰かと電話しようとする。
相手がいなかったら寝る。
休みの日は寝すぎて疲れることが多い。
逆に予定をつめつめにして疲れることかの2択。
その予定も創作のことに関連したことばかりで、
ギャラリー、映画、舞台、大体このどれか。
美活も舞台に立つために自分に自信を持ちたいことが今は1番のモチベーションになっている。
そんな日もまったく嫌いじゃない、
けど根幹にある漠然とした不安から逃げられずに、どこかでずっと悩んでいる時間を過ごし着いた。

意味もなくルームメイトと1時間話したり、
朝早く起きてただただ散歩したり、
アイスが安い店を見つけて友達に写真を送り付けたり、
柄でもなく自炊してみたり。

異国で芸術を学ぼうとする仲間に出会ってからか、
そろそろホームシックになるかもなんて思ってたのに、
日本にいるときよりも寂しくない。
意味がわからないけど面白い。
でも人にはいっぱい連絡するようになった。
寂しくてじゃなくて、楽しいを分けたくて。

自分の柄にハマろうとしていたことをやめて、
生きたいように生きようかなと思った。
誰も私を知らない世界って楽しい。

『韓国が嫌いで』という映画を見て、
どんな留学にしたいか考えてたけれど、
今日答えが出た。
テーマは解放にする。

よし少し発散されたから寝ようと思う。
ただみんなに私はとにかく楽しんでいると伝えたかった。
読んでくれた人はありがとう。
以上、虫除け臭い布団の中のここねからでした！笑