ルール?展 21-21DESIGN SIGHT
六本木ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTに行った。
六本木エリアには展覧会目的で学生時代から良く行ってるけど、21_21は初めてだ。
美術館への道のりが最高に綺麗だった。
アガパンサスが満開!
ルール?展は、日常生活に溢れてるルールに注目し、その在り方や付き合い方について考える、というテーマの展覧会だった。
会場には参加型の展示が多く、開放的な建築物の雰囲気と相まって、とても自由な場となっていた。
気に入った点は、参加型の展示が多かったことだ。答えを示すのではなく、考えるきっかけを提供する感じがいいな〜と思った。
少し色々な例を提示しすぎてまとまりのない感じもしたけど、それも見る側への刺激となって面白いのかも。
面白かった展示を以下に挙げたい。
一つ目はある中国のアーティストが自分の名前を書いた看板を無名の道に置いたところ、次第にそれが浸透し、地図アプリや違法駐車の切符にまで使われ出した、というものだ。ルールに従うことに慣れている人間の適当さを表していて興味深かった。SNSで拡散されて話題になるまで、誰も気付かずにその名前を使用してたことは驚きだった。日本で同じ実験を行っても、知らずにみんな使いそう、と思った。実際に設置していた看板は当局によって撤去されてしまったそうで、当たり前といえばそれまでなのだけど、残念だ〜
これは入り口前に展示されていたもの!
二つ目は、動く歩道のような平面の上で箱が動き、流れてくる型にはまってすり抜けるもの!
こちらは見ていてとても気持ちよかった。
型の前で自在に動く様はまるで意思を持っているかのようだった。
そして、展示の後半で提示されていたこれからのルール、というテーマも面白かった。死後、自身をAIによって再現されてもいいかを、臓器移植のように生前から意思を示そうという内容!自分はいやだな〜
娘を失った母親がVR化された娘と会う、というドキュメンタリーが流されていたけど、とても不自然だし、悲しみの乗り越え方としては別の方法が望ましいのでは…と思った。
しかし、これから開発される技術に関しては追ってルールを設ける必要があるわけで、そういう意味では面白い問題提起だった。
体験型の展示に、グループで行うクイズなど、友達と一緒に参加して考えるのが楽しい展覧会!
私が行った時は時間指定などの実施はなく、スムーズに入場出来ました。
おすすめです:)
会期:2021/7/2〜11/28
所用時間: 1時間程度
事前予約:不要
公式サイト:
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