田舎で自転車を走らせるリアルな現実
田舎あるあるのひとつ。
少しの距離も車移動
というのがあります。
東京で住んでいた時は
今考えると日常的にかなり歩いていました。
田舎に来て6年目。
ここでは、数十メートル先のゴミ捨て場にも車で行きます。
歩いている人は、健康のためのウォーキングか犬の散歩の人くらい
それ以外で歩いていると、不審者です(笑)
そういう人居ると、うちの犬達はマジ威嚇吠えしますw
車社会のこの地域では
車のナンバーは皆ほとんど覚えています。
車の車種と番号で、個人情報なんてあったもんじゃないww
そんな車中心の地域で
私は7キロ先の勤務先まで自転車通勤しています。
すごいねを超えて、かわいそう、、、になり
そして最近は
まじ頭おかしい と思われています(笑)
都会で7キロ自転車通勤っていうとそれほど珍しくないと思います。
なぜそんなにびびられるのか。
まずは朝。
早朝出ることが多く、今の季節だと山々に囲まれたこの地域では
太陽が昇って気温が上がるまで霧がはけません。
なので真っ白霧の中、ライトを照らし走ります。
冬の始めくらいになると、この霧に加え寒さが追加されます。
氷点下にいくので、凍結されているだろう地面を確認しながら走ります。
そして霧の朝は、獣たちがまだ人間の住処をウロウロしている事が多く、はちあわせでぶつからないように注意しながら走ります。
道も登り下りが激しく、職場手前の最期の坂道では
顔をしかめて、ぜぇぜぇ荒い呼吸で上がります。
冬でも汗をかき、清々しい朝のスタートですw
そして夜。
田舎の夜は、本当の闇です。
電灯が無い箇所が結構あります。
ほぼ皆車なのでそこまで必要ないと思っているのか・・・?
なのでライトを忘れると死・・・w
闇かつ獣が飛び出してきます。
ライトでこちらの存在をアピールするのも礼儀(笑)
向こうも急に暗闇に人間が居たら、まじびびりますよね。
パニックになってこちらに走ってくる可能性もあります。
帰り道に特にやばそうな場所があります。
農道です。
もちろん電灯は無く、自分のライトのみ。
それだけでは弱いと思い、農道を走る間中ベルを鳴らし続けます
人間が見たら頭おかしい人です(笑)
ジャンジャンジャンジャンジャンジャン…
さすがにこんな変な奴に近づいてくる獣は居ないでしょう。
賑やかな変な人間をアピールするのも礼儀。。www
車に鹿が当たって廃車になっている人は田舎だとたくさん居ます。
なので、鹿やイノシシが生身の私に体当たりしてきたら。。。
マジで死ぬ可能性がある。。。
ひぃー。ライトは色んな意味で田舎では必須アイテムです。
そんな道のりなので、自転車通勤は頭おかしいと思われても普通の思考だと思ってきましたか?(笑)
そんなそんな道のりが、私は刺激的で好きです。
大変だし疲れるし面倒だと走る前は思うのですが、走りだすと空気が身体を駆け抜ける感じでとても爽快感に包まれます。
頭に酸素が行き渡り、ひらめきが起きやすくなります。
日頃の迷いや不快感の原因の答えが、走っていると見えてくるときがあります。
刺激が無い田舎で、刺激的な毎日を送る私のエピソードでした。
あ。今も庭で鹿が鳴いている。