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第4章 巣鴨監獄 花火大会

美月の予知夢

夏の夜空に打ち上げられる花火。その鮮やかな光景を眺めながら、中学校教師の佐藤美月は不思議な感覚に包まれていた。彼女の目に映る花火は、通常のものとは少し違っていた。色とりどりの光の中に、何か別のものが見えるような気がしたのだ。

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