地球上のとある地点・・・
みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
朝晩と昼間の気温差が激しくなってきましたので、どうぞ体調にはお気をつけください。
今日は個人的に好きな言葉(?)、ネーミング(?)についてメモしたいと思います。お時間のある方、どうぞごらんください。
今回メモしたいのは、
「ポイント・ネモ」
です。
ご存じの方もいらっしゃいますかね(・・
地球上の、とある地点を意味する単語となっています。初耳の方は、どのような地点か、ぜひお考えいただければ、面白いと思います。
人類未踏の地、誰にも知れていない秘境の地、国家に属さない地、足を踏み入れてはいけない場所、聖地、出生地・・・
地球上には歴史や文化、特別な意味を持った地点が数多く存在しています。
この「ポイント・ネモ」
いったいどのような場所かといいますと・・・
陸地から最も遠い地点
のことです。
具体的には、南太平洋上で、ニュージーランドとチリのほぼ中間地点のようです。一番近い陸地でも、2,688kmも離れているとのこと。あまりにも陸地が遠いため、仮に自分がポイント・ネモにいる場合、国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士が「最も近くにいる人間」になることがあるようです( ゚Д゚)
また、海流によって栄養分豊富な海水も来ないこと、陸地からあまりにも離れているため、生物もいないらしいです。
実際にその場にいたとしたら、地球上で最も孤独を感じることになるでしょうか・・・(笑)
このため大気圏に再突入した人工衛星等を落下させる「人工衛星の墓場」になっているとのことです。環境にどのような影響があるかは私は知りませんが、どこに墜落させるか検討した際に、人間への影響を最小限にするためポイント・ネモが採用されたのでしょう、きっと。
以上のような場所ということですが、私が気に入っているのはそのネーミングです!
「ネモ」というのはラテン語で、「誰もいない」を意味する言葉のようです。
―――――――「誰もいない地点」。
まさにそのものズバリを言い当てている名前と思います。
実はこのほかにも由来がありまして・・・私はこちらの方が気に入っております。
「ネモ」というのは、ジュール・ヴェルヌの有名な小説『海底2万マイル』に登場するネモ船長からきているんです(*‘∀‘)
実は私、小学校5年生で図書室にあった『十五少年漂流記』を読んでから、ジュール・ヴェルヌは好きな作家のひとりでございます。(そういっても全作品を読破したということもなく、素人ではございます汗)
このネモ船長ですが、どのような人物かといいますと、自作の潜水艦「ノーチラス号」を繰る船長であり、とある事情から地上での世界を嫌い、陸地とは一切の交流無く海中世界での生活を送る、謎めいた人物です。
『海底2万マイル』では、主人公アロナックスがとある事件を契機に、このネモ船長のノーチラス号に乗り込み、海底を冒険することとなるのですが、アロナックスがネモ船長から「地上へは行かない」趣旨の説明をされていたように思います。
私も、「地上を捨てて海中でずっと生活するのは恐ろしいな」と思った記憶があります。
ポイント・ネモ
―――― ネモ船長がいるところ。
―――― 誰もいないわけではない。
夢と冒険にあふれ、SFの父と呼ばれるジュール・ヴェルヌの作品からのネーミングで、とてもロマンがあるなあ~と思いませんか?(*‘∀‘)
本記事では「ポイント・ネモ」についてメモしました。
他にも気にいった単語があれば、また記事にしたいと思います。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございました!!
まだお時間ある方は、こちらの記事もご覧いただけると嬉しいです。
日々の生活の中で気になったことや、
何気ないことをつぶやいたり、
調べてみたことを綴ったりしています。
みなさんの何かの「気づき」のきっかけになれれば幸いです。