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雑記4 お化け屋敷の思い出

 小学生の頃、デパートの一角に期間限定でささやかなお化け屋敷が作られた。暗い中で、大きな妖怪や幽霊のおもちゃが動く。平気だと息まいて一人進んで行くと、最後に特大の閻魔様みたいのがいて、びびって尻餅をつき、そのまま後ろの壁まで後ずさり、閻魔様の動きが止まった瞬間一目散にゴールへ逃げた。

 別の話だ。家族で遊園地へ行き、乗り物に運ばれながら巡るお化け屋敷に入ったが、こわくてほぼ目を閉じてゴールした。母に頼んでお金を出してもらったのに、何も見ないでお金を無駄にしてしまった。申し訳なかったと子供ながらに反省した記憶がある。

 こわがってばかりだった子供時代を経てしかし、懲りないのはなぜか。
 明日は『戦慄の一夜 寝ずの番』へ行く予定だ。


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音郷
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