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オレゴン州が縮む?米国政治分断の悲喜劇

少数保守派の絶望が生んだ「大アイダホ州」構想の背景

現地から見た「世界の姿」を知るニュースサイト、ドットワールドに寄稿しました。

米国西海岸オレゴン州で、一部住民が東隣の内陸アイダホ州への分離統合を求め住民投票運動を繰り広げています。実現すれば、オレゴン州の東部と南部が「大アイダホ州」に合併され、日本でもポテト産地としておなじみのアイダホ州が、海に面した州になります。

実際に州境が動く可能性は低いものの、人口の上で多数派を占める都市部のリベラル派が州政治を牛耳る現状に不満を抱く地方部の保守派住民は、大まじめなのです。これは、「主義主張の違う人とは別の地域に住みたい」という、保革共通の願望が顕現化した、米国全体の縮図でもあります。「離婚」を望む人々の思いと、冷ややかな視線を分析し、分断の根深さを読み解いています。

米国において、「基本的な考え方が違う地域からは分離独立すべきだ」との主張で始められた南北戦争がいまだ終結しておらず、悲喜劇の形で戦われ続けているのかもしれないと論じます。

ぜひご一読ください。

https://dotworld.press/us_shrinking_oregon/


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