ミャンマーのクーデターは米制裁で打開できるか
中国の存在感の前に効果は限定的との見方も
いよいよミャンマー情勢が緊迫してきました。ミャンマー第二の都市マンダレーで2月20日、抗議デモに参加していた男性2人が治安当局に撃たれて死亡しました。前日の19日には、首都ネピドーで2月9日に開かれたデモに参加中に頭を撃たれた20歳の女性が死亡したばかりです。ミャンマー国軍は、大規模な武力鎮圧に乗り出すのでしょうか。
NHKのBS1ニュース番組「国際報道2021」は2月15日、「民衆からは、米国が実行する対ミャンマー経済制裁によって事態が打開されることに期待の声が上がっている」と伝えました。しかし、当の米国では、経済制裁が党派を超えた支持を集めているものの、その実効性については懐疑的な見方が多いのが現状です。また、香港における民主化運動と比較すると、米メディアや米国民の関心が高いとは言えません。
現地から見た「世界の姿」を知るニュースサイト、ドットワールドへの寄稿です。ミャンマーで高まる米国への期待と、「冷めている」米国の温度差の背景を分析しましたので、ぜひご一読ください。
https://dotworld.press/myanmar_coup_us_economic_sanctions/
(冒頭の写真はマンダレーの少年たち)
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