
イーロン・マスクがアメリカ連邦政府で「大暴れ」…!政府効率化省で「電撃戦」で行われた「大粛清」のヤバすぎる中身
マネー現代への寄稿の前編です。
新設の政府効率化省(別名ドージ省)のトップとして第2次トランプ政権に入閣した世界一の富豪、イーロン・マスク氏。
「専門知識の提供で短期間招かれる政府外の特別公務員」の資格で、連邦政府のムダに大ナタを振るいまくっています。
そもそもドージ省は、トランプ大統領が2024年11月の大統領選挙で当選した直後に構想が発表されたもので、「政府の官僚主義を廃し、過度な規制を削減、無駄な支出を減らし、連邦政府機関を再構築する」ひとつの諮問委員会という位置付けでした。
ところが同省は、1月20日に返り咲きを果たしたトランプ大統領が発出した大統領令により、「連邦政府からムダと詐欺と不正をなくす」目的の正式な政府機関に昇格。全権に近い絶大な権力を負託された特別公務員のマスク氏は、「影の大統領」などと称され、各省庁の機密情報に対するアクセス権を得ました。
ミシガン大学フォード公共政策大学院のドン・モイニハン教授は、「マスク氏は政府の基本的な組織系統を集中的に掌握するかつてない力を持っている」と分析しています。
彼は、使途が疑わしい支出や、公金を受け取った非営利団体が受領した血税の一部を政治家へのキックバックに使うなどの腐敗を次々と告発。
さらに、各省庁において調査を妨害する官僚上層部を躊躇なく一掃するなど、昼夜を問わない「電撃戦」で、左派的な考えを持つとみなす民主党バイデン前政権の「残党」を粛清しています。
「連邦政府職員の解雇という生殺与奪権を握っているのは誰か」とロイター通信の記者に聞かれた一般調達局(GSA)のある職員は、「マスク氏だ。トランプ氏を話題にする人は誰もいない」と明かしたといいます。
政府から非効率や「公金チューチュー」をなくす改革を目指すトランプ大統領の意を体して、マスク氏は今や連邦政府のあらゆる機関より大きな権限を行使しているのです。
破天荒なお騒がせ経営者として知られるマスク氏がこのような権勢を掌握する事態は、1年前には想像すらできなかったことです。
その権力の輪郭に迫ります。
ヤフコメです。
イーロン・マスクが青ざめた…!トランプとの蜜月は早くも終わるのか…?突如、現れたライバルとの「トランプ争奪戦」、その仁義なき中身
続く後編では、連邦政府にはびこる「公金チューチュー」の実態を解説し、トランプ大統領がマスク氏による「腐敗退治」に期待をかけている様子を伝えます。
そして、マスク氏が大きな信頼を得ているものの、トランプ大統領によりその権力に制約がかけられていることを、具体例を使って明らかにします。
さらに、二人の関係が変質する可能性についても考察します。
ご一読ください。
いいなと思ったら応援しよう!
