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なんと米パウエル議長とサウジ皇太子が‟大喧嘩”していた…!「世界同時インフレ」をめぐって勃発したヤバすぎる「バトルの全貌」

マネー現代に寄稿した記事の第1部です。

世界の市場関係者が注視する一戦がクライマックスに達しようとしています。

市場バトルを激しく闘うのは、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長という意外な組み合わせです。

片や産油国カルテルOPEC(石油輸出国機構)の盟主であるサウジの首相で、同国の実質上の独裁者。もう片方は米国の中央銀行で金融政策を取りまとめる実務家で、世界経済を動かす力を持つ男。いったいどんな事情で、アニメオタクとして知られるムハンマド皇太子と、「ミスター普通」などとあだ名される弁護士出身のパウエルFRB議長が闘うことになったのでしょうか。

そこには、サウジ経済を原油価格の上昇で下支えしたい皇太子の強い意志と、何が何でも米国のインフレを抑え込む使命感に燃えるパウエル議長のぶつかり合いがあります。

さらに、背景には米サウジ間の原油価格をめぐる歴史的な対立があり、同じ原油輸出国としてロシアと利害が一致するサウジと、そのロシアにウクライナにおける代理戦争で対峙する世界最大の原油輸出国の米国の地政学的な緊張の高まりがあったのです。

ムハンマド皇太子とパウエル議長の暗闘から、世界の地政学の今を読み解きます。ご一読ください。

ヤフコメです。


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岩田太郎
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