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バイデン次期米大統領の対外援助政策を読む

「米国による平和」の復活なるか

米国で2021年1月の新政権発足をにらんだ政権移行が本格始動し、米国の対外援助政策の行方に注目が集まっています。米国第一主義を掲げ対外援助を軽視してきたドナルド・トランプ大統領とは対照的に、経済支援を通じた「米国による平和」の復活と維持を掲げる民主党のジョー・バイデン次期大統領は、国際協調と多国間の枠組みに基づきコロナ禍で緊急性が増す医療分野や気候変動の支援を拡大すると同時に、途上国における女性の地位向上も打ち出しています。

特に、中南米諸国に対する支援拡大は、経済社会の改善を通じてこれらの国々から米国に不法移民が流入する原因を元から断ち、トランプ政権との差別化を図りたいバイデン氏の意志の表れと言えましょう。

中国などとの大国外交だけでは、バイデン政権の対外政策の全体像はつかめません。環境や中南米がキーワードとなる、対外協力にこそ、次期政権の特色が鮮明に表れるでしょう。

ぜひ、ご一読ください。

https://dotworld.press/us_biden_stresses_shift_to_international_cooperation/


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岩田太郎
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