わたしが伝えたい古道具の魅力
突然ですが、みなさんにとって「御守り」のような存在となるモノはありますか?
わたしにとっての「御守り」は、日々の生活の中で自分に寄り添ってくれている古い道具たちです。
今日はそんなわたしの大好きな古道具の魅力を、実際にわたしが使っている大切な古道具の写真とともにお伝えします。
1.出会いはまるで宝探し
(▲ベルギー ブリュッセルの蚤の市にて)
古道具の魅力として一番にお伝えしたいのは、オンリーワンのものだということです。
蚤の市や古道具屋さんに行くと、作られた年代や場所がバラバラの古い家具や雑貨が並んでいて、予想もしなかった出会いが待っています。
自分の好みに合うモノに出会えない日もあります。
自分の好みにピッタリで心がキュンとするようなモノに出会えたら、宝探しの宝を見つけたような気分になります。
他の場所ではどこで手に入るか分からない、自分だけのお宝を見つけたときのトキメキはたまりません。
そのお宝は自分のとっておきとなり、愛着が増して、長く使っていこうという気持ちになります。
2.モノに積み重なってゆく時間が感じられること
(▲東京 新宿にある「boil」という店で購入した手挽きのコーヒーミル)
新品ではないからこその魅力が古道具にはあると思います。
剥げた塗装やツヤの増した木材、柔らかくなった皮......誰かが使っていたのかもしれないし、どこかにずっと仕舞われていたのかもしれません。
モノがどこで作られて、どんな風に旅をして、わたしの手元に届いたのかを想像すると、とてもワクワクしてきます。
3.地球にやさしいセカンドハンド
(▲イギリスの古道具屋さんで購入したエッグスタンド)
古道具は誰かが使っていたけどもう使わなくなったモノ、でもまだ使えるモノが多くあります。
最近よく「買い物は投票だ」という言葉を耳にします。
意志を持って買い物をすることで、世の中に自分の意見を示すことができます。
「本当に新しいモノを買う必要があるのだろうか?」
新しく生産されたモノを購入する前に一度立ち止まって考えてみたら、あたらしい世界が見えてくるかもしれません。
新しいモノではなく古道具を選ぶことで、地球にやさしい選択をすることに繋がるのです。
4.もともと使いこまれているからこその気軽さ
(▲東京 町田の蚤の市にて購入したポシェット)
傷一つついていない新品のバッグを使いはじめたその日に引っ掻き傷を作ってしまったら、とても悲しい気持ちになってしまいます。
もともとついている少しの傷や色の変わっている部分があるからこそ、古道具は気軽に使いはじめられるという面があると思います。
モノに積みかさなった過去の跡を、そのモノの個性として捉えてみることもできます。
人間一人ひとりに個性があるように、そのモノの個性も含めて愛でてあげられたら、なんだかちょっと楽しい気分になります。
5.【おまけ】関東でおすすめの古道具屋さん3選!
さて、ここからは実際にわたしが「御守り」たちと出会ったとっておきの古道具屋さんを3つ紹介していきます。
古道具探しのはじめの一歩に、よかったら参考にしてみてくださいね。
1.ReBuilding Center JAPAN(長野県:上諏訪駅)
(▲店内3階にて。窓からは山々と街の風景が見られます。)
〓JR中央本線・JR篠ノ井線〓上諏訪駅より徒歩約10分。
日本の家屋や工場の解体時に引き取った古材や古道具を主に扱っているお店です。
小さなお皿から大きな家具まで幅広いモノたちが所狭しと並んでいます。
3階建てのビル一体がお店となっていて、じっくり回れば半日は余裕で過ぎてしまいそうです。
1階にはカフェも併設されているので、ゆっくりとした時間も過ごせます。
▼公式HP
http://rebuildingcenter.jp/
2.四歩(東京都:吉祥寺駅)
(▲四歩で500円で掘り出した青色の椅子を自宅で使っています。テーブルはReBuilding Center JAPANで見つけました。)
〓JR中央線・京王井の頭線〓吉祥寺駅から徒歩約12分。
四歩と書いて、「しっぽ」と読むお店です。
椅子や食器棚などの大きな古道具と、新品の幅広い日用雑貨を取り扱っており、古道具初心者さんにも親しみやすいお店です。
吉祥寺の本店ではカフェも併設されていて、食事からデザートまで幅広いメニューがあり、カフェ利用目的で来られるお客さんも多いです。
3.boil(東京都:新宿駅)
(▲お店のドアはガラスがはめ込まれ、中が見えるので安心して入れます。)
JRの新宿駅南口から徒歩約7分。
新宿のエレベーターのない雑居ビルの6Fにひっそりと入っている小さなお店です。
店主がヨーロッパで買い付けてきた食器や小さな動物モチーフの玩具、ランプシェードなどを扱っています。
窓からは並木の緑が見え、都会の中のオアシスのような空間です。
こちらはわたしがコーヒーミルと出会ったお店で、買い付けやお店について和やかにお話ししてくださった店主さんがとても印象に残っています。
▼公式HP
https://boil-zakka.tumblr.com/info
6.最後に
きっとみなさんにとっても、わたしが古道具を「御守り」だと感じるように、何か心の拠り所になるものがあるのだと思います。
「古道具をそんな風に捉えているんだ!」
「自分とは正反対な考えだなぁ!」
「めっちゃ共感します。」
何かしらの気づきや新鮮な気持ちがみなさんの心に残っていたら、幸いです。
もしこの記事を読んで古道具に興味を持っていただけましたら、ぜひお近くの蚤の市や古道具屋さんに足を運んでみてください。
きっと、素敵な出会いが待っています。
あなたの唯一無二の「御守り」のような存在となる古道具探しを、ぜひ楽しんでみてくださいね!
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