【ショート】※随時更新
※乙楽のショートショート。
※創作、ノンフィクション混ぜこぜです。
※内容は支離滅裂で、特に各話は繋がりません。
※真に受けず、適当に読み散らかしてください。
1.声はコンプレックス、でした
自分の高い声が嫌いでした。低くするために低い声を出す訓練を積み、タバコを覚えました。
だけどちっとも低くならず、人前で話すことが苦手でした。
「その声、独特でいいじゃん。個性あって羨ましいし、そっちの業界行けば良かったのに」
初対面で、声を褒めてくれた人。聞けば、過去に声優養成所で練習生だったそうです。
「二人でいるときは、声を作らなくていいよ」
以来、その人の前では、ナチュラルな声で話しています。
嫁には、今でも頭が上がりません。
(この話、了)
2.都々逸をいくつか
梅の一枝 粉雪乗って
しばしめでたき 紅と白
寒い寒いと 身を縮ませて
出番待ちけり つくしんぼ
雨か雪かと 惑う足元
お構い無しの 犬はやる
一度でいいから 見てみたい
推しがコマネチ するところ
乙楽です。
(この項、了)
3.【漫画レビュー】へうげもの
この漫画、ハッキリ言ってメチャクチャです。
史実は投げ捨てていますし、パロディはあからさま。頭に「?」と「えーっ?!」が浮かぶ展開がそこかしこに存在します。
何より、シリアスな場面でぶっ込まれるギャグが尽く斜め上で、笑っていいのかすら悩むほどです。
でも不思議なことに、ちゃんと読んでみると、しっかりと「侘び」で「数寄」なんです。
ちゃんと史実の人物を、行動原理も含めて魅力的に描き切っているんです。
何より、べらぼうに面白い。
物事の本質をどう伝えるか。色々な意味で考えさせられる作品です。一読の価値、あります。
でも、あの場面での吉幾三はやり過ぎだろう。
(この項、了)
4.薔薇
先日のスペース配信で、私が好きな花を「薔薇」と答えたときに、「あぁ、乙楽はそっちなんだ」と一瞬でも思った人、先生怒らないから素直に手を挙げなさい。
先生、怒らないから。
(この項、了)
5.好きな言葉
仏教用語で「和顔愛語」(わがんあいご)という言葉が、何となく好きだ。
笑顔で愛を語る。漢字だけを読むとこうなるけど、本来の意味はちょっと違う。
「人と接するときはにこやかに、そして相手への敬意を持つのがいいよ」
柔らかく言うとこんな感じ。
英語だと「Smile&Respect」。こっちの方がニュアンスは伝わるかな。
接する人への「和顔愛語」、忘れていませんか?
(この項、了)
6.都々逸ふたたび
かよわき故に 触れてはならぬ
咲いた椿の 雪化粧
想う君には 届かぬけれど
活躍祈る 画面越し
惚れた腫れたの 話はいいよ
野暮より粋な 人でいて
薄い褥に 朝日が当たる
腕の痺れが 夢の跡
いかん、オチが思いつかない!
(この項、了)