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ジャンケンで負けたら始める楽器"ベース"は実際のところ、どの辺が面白いのか説明してみた。

皆様ご機嫌うるわしゅう。

エリック”リトルバードラヴ”こと、ペキです。

今日は皆様にエレクトリックベースの話をしたいと思います。


私は中学時代にたまたまベースを手にしてから

それ以来ずっとベースを片手にまじめに生きてきました。

...すみません、大げさですw


... 話を進めます。

私の中・高校生時代はいわゆるバンドブームでした。

みんなバンドやろうぜ!って、軽いノリで仲間内とバンドを結成するわけですね。もちろん大体が素人です。

実際、バンドやろうぜ(略して バンやろ)という名前のバンド雑誌をよく買っていました。

その頃はギターとかボーカル、ドラムは人気あったけど

ベースは人気ありませんでした。

当時(15年以上前)、DJ(サンプラー)とかシンセはテクノロジー的に量産化に至っておらず、一般家庭の音楽ビギナーで持っている人があまり居なかった。ましてやMacをステージに導入して音源部はPCにやらせるなんて考えついたやつの家には、次の日に強盗はいってますねw 例えばリンキンのDJ/シンセ セクションなんかは当時からバリバリな訳ですが...

なぜかって、ベースは地味っていう印象が多かったんです。

考えてもみてください。

当時の主流はカセットテープですよ?

ナナヒカリのエヴァの碇シンジ君が夜中カチャカチャやって聞いてるやつですよ。

当然その辺の子供がラジカセでスピーカーから流す場合は低音スカスカなのです。

「低音がよくわからへーん」

今みたいにネットは便利じゃないし(ADSLっつって電話線使ってFAXの音が

ビービーいうんすけど知ってます? で、定額ちゃうしメッチャ高い。)

サイトも2ちゃんねるぐらいかな〜...比較する情報がほぼない。

デジタル機器とか、良い再生機を持っている子供は

お育ちが違うのでロックみたいな不良の象徴みたいなのは

興味なさそうでしたし、

まあ私たちのいう"仲間内"っていうのはいわゆる

"そういう奴ら"の集まりだったわけです。


で、私はベーシスト不在の集まりの渦中におりましたので

別にじゃんけんで負けるまでもなく

とりあえずベースをやることに...(これが運命の始まりな訳なのですが)


ベースかあ...なんか渋そう!!

子供ながらに 縁の下の力持ちなんだろうな〜って考えていました。

当時はパンクとかメロコアも多かったし、フレーズがギターとユニゾンも少なくなかった。しかもなんか7弦ギターも増えてきて、低音が侵食される始末。


けどなあ...やっぱソロ弾きたいなあ...

なのでどうやって目立つかばっかり考えていました。

派手なベースソロとか、エフェクターとか...スラップとか!!

だって!楽しそうじゃん?!

僕もXのhideみたいにライトハンドやりたーい!

......なんていう風に なかなか 日野"JINO"賢二 先生のような

プレイヤーの良さを知る機会もなかなかないまま年月が経ちますが

色々な方々に出逢い、成長し、

なんやかんやいうて、今もベースが大好きで

ベースという楽器をこよなく愛する私が

今回、

ベースのフレーズだけでは曲どう変わるのか

をテーマに参考音源を作成しました。

ベース?地味。シンセのウワモノでキラキラやろうよ。

ベースなんか、打ち込みでよくね?

とりあえず腹減った。

っていう方にもぜひ。

DTMのアレンジの材料に使っていただければ幸いです。


では、本題。


お題トラック

8ビートのロックドラムに、パワーコードのギター

|C|G|Am|F|G|Em|B♭|G|


すんごい 典型的なやつです。

ドラム音源はほとんどいじらず。ギターもひたすら8。

リファレンス的な何か。

こいつにベースを入れてみましょう。


A: 8ビートのベースライン

まずはシンプルに8ビートのベースをルート弾きで入れてみましょう。



ザ・ロック!

この辺はアンサンブルの音作りがモノを言うアレンジですね。

全てのイコライズがバッチリ歯車のように噛み合わさると

音の水槽に包まれたような浮遊感を感じることができます。

特に、箱(ライブハウス)とかステージ上での話ですので

PAの相性も関係してきますが。


次、

B:バスドラに合わせ気味にする

8ビートもいいけど、なんとなく休符なんか入れてみたりして。

と、まあこんな感じ。

聴かせたいところは どっしりこういうベースが良いでしょう。

大事なのは、休符を感じることです。


次、

C:16分音符のゴーストがコード頭に入る。

先ほどのフレーズを発展させてちょいファンキーに。

雰囲気変わりますね。

これはゴーストノートといって、聞こえないようなパーカッシブな音を入れる

基本技術を使っています。

休符で完全に休まずに 少しドラム的な役割を仕込んでやることで

”ノリ”作りに寄与します。


では、次

D:ピック弾き&ちょいハイポジ

ちょっとソロっぽくしてみましょう。

Cから始まる曲ですが

カウント後の頭一発目でベースだけがDを取っています。

3コード目でAmに入るところでベースだけシンコペーションで

食ってます。

全体的にスライドで繋げる&あまりハイに移らないことによって

ファジーなニュアンスを出しています。

一気にアンサンブルの構成が変わるので...

必ず、ボトムかコードをやるパートを作ってください。

例えば、ギターはここで裏メロをやらず

必ずバッキングに専念する、など。


次です。

E:3連のゴーストからのルート音

やってることは3連ゴースト→ルート とベリーシンプルですが

音価の調整だけでかなり変わります。

アクセントをつけたいときにもってこいですね。


次はラストです。

F:スラップフレーズ

プルから入るフレーズです。跳ね返り型のフォームです。

きらびやかですね。

私はジャパニーズフュージョンのような音色よりは

モチっとしたファンクな音色が好みです。


いかがでしょうか。色々バリエーションがつけられますね。

しかも変えたのは

ベースのフレーズだけ

です。

ベースが曲のテイストをかなり左右するといっても過言ではないです。

今回はあまり触れていませんが、

コード感もベースが鍵になってきます。


今回のフレーズはご紹介できるうちの、ほんの少しです。

低音の聞き方がわからなかった方も、これを機に

どんなフレーズが下で走っているか

注意深く聞いてみるのも良いかもしれません。

ぜひ、下記リンクの1stトラックから

自分なりのベースフレーズをあてがってみてください

(お題トラックはフリーダウンロードにしてあります。)

もちろんソフト音源でシンセベースやったりも楽しそうです。


今回のベースプラクティスまとめ


ご拝聴、ありがとうございました!!



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