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【10周年への連載 #8】気持ちを作るプレイリスト

OTO OTOの10周年に向けて
これまでを振り返っていく内容を、連載みたいな形で書いていこうと思い、今日は第8弾を書きました。月初(1日〜3日くらい)に毎月ひとつ更新できたらと考えています。
今回は、hoiがいつもイベント前に聴く音楽について書いていきます。

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OTO OTO 10周年に向けて
vol.8 『気持ちを作るプレイリスト』


イベント直前、私はいつも少しぼんやりしている。直前なんだから準備がんばれよと言われそうだけど、もちろん何もしていないわけではない。

作家活動を始めた頃の1〜2年目は、イベント直前まで作品をつくっていた。当日の朝方まで制作していることもあった。
でもある日、そのまま朝方にうっかり眠ってしまってイベントに遅刻したことがあった。そのとき色んな人に迷惑をかけてしまって。無理して直前まで作ったとしても当日万全で迎えられなければ意味がないと痛感した。
それからは、イベント前夜に詰め込んで作業することはやめた。
 
特にここ数年は、作品づくりは前々日までに終わらせて、前日は気楽にできる紙の輪っかを作ったりポップをカットしたりしている。焦らず心穏やかに、気持ちを整える。

そんな時、いつも音楽をかけている。イベント前日だけは、いつも観ているYouTubeもドラマも見ることができない。そういうのはシャットアウトしたくなるのだ。そしてイベント当日の朝、会場に向かうときも音楽を聴いている。

それはきっと何かスイッチを入れる作業のように思う。やっぱり普段の自分と、お客さまの前に立つ自分ってちょっと違うから。ちゃんとお客さまの前に立てるように、気持ちをつくる作業が結構大切な時間なのだ。

今からイベントなんだなって
気持ちを高める時間、ともいえる。

いつも聴く音楽は決まっていて。
もちろん憧れの安藤裕子さんの歌。

その中でも、これだという曲がある。

プレイリストのスクショ


1、アメリカンリバー 

安藤裕子さんが楽曲制作をお休みしていた時期というのがあって、そのとき他のアーティストに提供してもらった曲だけを歌うアルバムを出した。でも唯一1つだけ最後にご自身が作った曲を入れた。それがこの曲。

しばらくお休みして穴に隠れていたら、時間は過ぎるし世界も変わっていく。でも私は生きていく。私は大丈夫、あなたも大丈夫。
そんな歌詞の曲。

作家活動をしていると、しばしば私も穴にはまって隠れてしまうことがある。なかなかね、いつも元気に過ごすのは難しいもの。悩みもあるし、葛藤もあるし何も作れない時もある。

そんな時に、優しく支えてくれるような、大丈夫だよと言ってくれるような曲。

2、さよならと君、ハローと僕

2018年5月にあった安藤裕子15周年ライブで、
ファンが歌って欲しい曲1位に選ばれた歌。ライブで泣きながら歌っていた安藤裕子さんの姿に、もうグッと来て。力をくれる一曲になった。

3、鐘が鳴って 門を抜けたなら

これはこの曲自体に強い思い入れがあるわけじゃないけど、2と同じアルバムに入っているので、
2を聴く流れで2018年によく聴いていた。
だから2と同じく、2018年のライブを見て感じた記憶を思い出せる一曲になっているのでプレイリストにも入っている。

4、安全地帯

これは耳障りがいいというか、細かいところが気にいっていて。「君の安らいだ」「君と2人で」の歌い方と、「心は秘め事」「心は夢色」という歌詞がめちゃくちゃ好きなのだ。
もう何年も前にあった安藤裕子さんのライブなんだけど、生まれて初めて整理番号が1番だったことがあって。夢みたいな日だった。そのライブ前に会場からリハの歌声が聞こえてきて。それが安全地帯だったから、夢みたいな記憶を思い出せる曲でもある。

5、夜と星の足跡 3つの提示

これは去年プレイリストに仲間入りした曲。去年行った安藤裕子さんのライブで久しぶりに聴いて、心が震えた。もともとメロディーが綺麗な曲だなとは思っていたけど、その日のライブで泣きながら力強く歌われていて。その姿にぐっときてしまった。

6、聖者の行進

これはバンドツアーのラストでよく歌われる曲でわたしは安藤裕子の魂の曲と呼んでいる。今にも倒れそうなくらい、いつも全身全霊でこの曲を歌って、ライブをしめくくる。
私は聖者の行進を歌う裕子さんを見て、
「自分もこんな人になりたい」と思った。
それくらい心を動かされた。だから私にとって、そう思った自分を思い出させてくれるような
すごく力をくれる曲なのだ。
イベント前には欠かせない。

(そういえば、2018年初めて北海道で出展した時、会場に向かう途中、聖者の行進を聴いていたら、顔から転んでほっぺたを負傷したという事件があった。もう今ではすっかり綺麗に治ったけど笑)

とにかく、全身全霊で歌う安藤裕子さんの姿が、OTO OTOを始めるきっかけになったので
ライブで聴いて歌う姿に感動した曲が、プレイリストに多く入っているのかなと。

hoiのスイッチを入れてくれる曲たち。
またきっと、3月の名古屋LLLの前になったら聴くんだろうな。



vol.8 おわり

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この連載は気ままに書いていこうと思うので、こんな話を聞いてみたいというリクエストがあればぜひTwitterのリプか、HPのお問い合わせからメッセージを送ってください。お待ちしています。

2022年は色んな土地でイベントを開催しました。2023年もまたイベントできるといいなと思っています。そしてなんと2023年の夏からは、いよいよOTO OTO 10周年yearに入ります。
10周年記念には個展のようなイベントも考えています。noteでいただいたサポートは、記念イベントの開催費として使わせていただきます!!ぜひサポートいただければ嬉しいです!応援よろしくお願いいたします。



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hoi / OTO OTO
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