【文通 #16】 2020年の最後に思うこと
Atelier momo×OTO OTO
文通『moTO moTO dayori』
vol.16
2020年、
作家仲間である
Atelier momoとOTO OTOは
ときどき文通をしていました。
その名も、
『moTO moTO dayori』
(モトモトダヨリ)
こちらは先日、
momoちゃんから頂いたお手紙。
今日は私から。最後のお便りです◎
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momoさま
こんにちは。
先日は、最後のお手紙を
ありがとうございました。
ももちゃんが、
携帯をiPhoneSEからiPhone12miniに
機種変更されたと聞いて、
唯一のSE仲間がいなくなって
ちょっぴり寂しいhoiです。笑
とにかく、携帯は小さいに限りますよね◎
わたしもいつの日か12miniに...
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さて、なんと!
もうすぐ年が明けるんですね。
2020年は、本当にあっという間でした。
いったい何をしてたんやろう?
と思い返しても、あんまり記憶がなくて。
でも今日こうして便りを綴っていると
今日までがんばって生きていたんだなあと
しみじみ感じる2020年の12月末です。
ただ、12月が1月になるだけなんですけど
年末になるとなんでか、
1年を振り返ってしまいますよね。
最近はじめたことのひとつが、金工。
ももちゃんは、最近新しいことを始めたということで。素晴らしいなと思いました。
いくつになっても、
新しいことを始めたり、挑戦したりすることっていいなあと思います。
楽しいですよね。
指輪好きな自分としては、
私もいつか指輪をお願いしたいなあと
思っています。
小指が空いているので、
ぜひピンキーリングで依頼できるように
企んでおきます。
年の瀬に、
ももちゃんの新しい挑戦を聞けて
わたしも刺激をもらえました。
ありがとうございます。
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そして、
「来年に向けて、何かやっていることはありますか?」
というご質問をいただいたんですが。
その答えとして真っ先に浮かんだのが、
『今年をしっかり終えること』でした。
年内にやりたかったことを、ちゃんと全部終わらせること。それが来年に向けてやっていることです。
たとえば、今年は1年かけて
誕生石カラーという限定色を作っていたんですが、それを絶対来年に持ち越さないこととか。
(昨日、無事に発送までを終えました!)
今年は不思議な1年で、
心が止まってしまったことがよくあって。
自分のリズムが整わないこともありました。
だから、考えなきゃいけないことや
新しく考えたかったことに
うまく向き合えなかったんです。
とにかく、その日その日に精一杯になってしまって。
頭の中を整理したり未来のことを考えたり
なんてことは何ひとつできなかったように思います。
心がマイナス値というか、むしろ心ここにあらずで測定不能だったかもしれません。
なので、
あと数日の年末に心を整えて
いったん全てをクリアにして
2021年は、
心を0からスタートさせたいなと
思っています。
途中は、心が止まったりざわざわしたりと
どうなることかと思った2020年でしたが
ここへ来てやっと、
調子を整えられている最中です。
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先日ね、私の大好きな安藤裕子さんの
ライブがあったんです。
そのMCで、
「今年、我々はいったい何を奪われたんだろうか?と考えてみた。けれど、本当は何も奪われていないんじゃないかって思う。何が起きようとも、私たちができることは、日々、目の前の日常を愛でること以外ないのかなあと思う。私たちは、生きてる限り、時代の過程を、途上を生きているから。」
というようなお話をされていたんです。
それを聞いて、
ああ本当にその通りだなあって思ったんです。
心が止まってしまうことは多々あったけれど、何かを奪われたか?というと、実はそんなことないような気がしています。
立ち止まる中で、本当にいろんな変化を感じたけれど、それは失ったというより、次へ進化するためのものなのかなって。
私たち世代にとっては、初めての経験だったから、だいぶと戸惑うことも多かったけれど、
ただただ、新しい時代に突入したんだなと
今やっと実感ができています。
時代の変化を受け入れながら、
じぶんも変わっていきたいなと思います。
(ライブの配信アーカイブが
12/31まであるので、もし良かったら
ご覧になってみてくださいね)
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そんな、初めての経験をした2020年でしたが
ももちゃんとこうして、
「公開文通」という新しい試みをできたことは、とても有意義な時間でした。
立ち止まっている中でも、
頭を使って文字を並べて文章を書く、
それは、とても大切な行動でした。
わたしたち個人の作家は、
基本的に1人で作業をすることが多くて。
言ってしまえば、
それをするもしないも自分の塩梅で。
だからこそ、
心が止まってしまった時に
自分で自分を動かさなきゃいけないことが、大変なときもあります。
いつまでも眠れてしまう...
もうこれは明日でいっか...
みたいな甘えに負ける。
でも、相手のあること、
誰かと一緒に行うことって
自分だけの塩梅ではいけないから
なんとか自分を動かせたりします。
今年は、そういうのが
本当にわたしを救ってくれたような気がします。
大変な1年のなか、
たくさんのお手紙をありがとうございました。
来年が、ももちゃんにとって
素敵な1年になりますように。
ぜひまた何か、一緒に企みましょう。
良いお年を◎
hoi
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