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音野里たより(79)〜虫と日照とイノシシと〜
暑い!
お盆も過ぎたというのに、いつまで続くこの酷暑。
畑も水不足でみんな喘いでる。
野菜はイノシシにやられ、虫に食われ、日に焼かれ、
もはや瀕死だ。
草さえ枯れ出す始末。
先日、イノシシ網が届いたのでさっそく取り付けてみた。
長さ20mで十分足りると思ったが甘かった。
柵一周できなかった。
次にここから侵入されたらどうしよう。
そんな不安な気持ちで畑に行ってみた。
結果は、セーフ!!
よかったー。どこも荒らされてなかった。
もっとも、もう侵入しても食えるものはほとんどないけどねっ!
とにかく水を汲んでは撒き汲んでは撒きのくり返し。
ときどき自分にも水やりしつつ。
全身から汗が滝のように流れ出て行く。
イノシシや虫の攻撃を免れたキュウリやオクラ、ナスたちが
半ば枯れつつも「お水ありがとう〜」と言ってる。
はたしてこの過酷な夏場を乗り越えられることができるだろうか。
ここで畑を開いて5年目になるが、ここまでひどいのは初めてだ。
前半はアナグマにやられ、後半はイノシシにノックアウト状態。
それでもわずかながらキュウリとオクラが採れている。
味はとても良い。ありがたい。
店で買ったキュウリはちょっとイヤな苦味があったりするが、
採ってきたキュウリは瑞々しいうえ、ちと甘いのだ。
どうかこれ以上イノシシに荒らされませんように!