音野里たより(85) 〜シンダーランド〜
今日は悲しいお知らせです(T . T)
畑が再び襲撃されました。
2日にわたりかつてない大規模な破壊!
初日はジャガイモとワケギ畑。
行ったら、柵がドアのように開いていました。
中はぐちゃぐちゃ。
春じゃがの時と同じです。
ようやく葉が茂り出したところでした。
ワケギも、あれだけやられたにもかかわらず、
なんとか復活してくれてたところでした。
応急処置だけしてその日は帰りました。
そして、翌日。
残りの柵、3ヶ所同時襲撃!
サツマイモ畑、春に植えてから2回攻撃されました。
その度に柵を修復し、食いちぎられた苗を植え直し、
ようやく再び葉が茂り出したところでした。
ヤツらに見つからないように、草もあまり刈らず、
そっとしておいたのに。
そして、もう1ヶ所ひっそりとサツマイモを植えていた所も
やられてました。
鉄棒で補強していたのに、なんと穴を深く掘って侵入してました!
そこまでやるのか!?
さらにもう1ヶ所、補強のすき間を強引にねじ曲げて侵入。
カボチャと落花生と植えたばかりの大根、白菜苗まで食いやがった!
残っているのはオクラとシソのみ。
完膚なまでに叩きのめされました。
もうどうしようもありません。
あと思いつくのは電柵くらいか。
でもそれはやりたくない。
一応、自然農を目指してるし。
はっきりとした理由はありません。
生理的に受け付けない。
草刈機や耕運機が嫌なのと同じかな。
作っては壊され植えては食われのくり返し。
いったいボクは何をやっているのだろうか。
シジフォスの神話か。
前回の投稿を書いてたジブンを笑いたい。
何がワンダーランドじゃ!
お前のアタマがお花畑じゃ!
今やシンダーランドだ。
でも、ぐだぐだ言っても仕方ない。
もう10月なかば、時はどんどん進む。
気を取り直して、再度、大根と白菜のタネまきしました。
壊されたら直す、食われたら植え直す。
改めて、農家の皆さんはすごいと思います。
ボクみたいに遊びでやっててもこれだけのダメージ、
農家のひとは生活がかかってるんだからね。
相手が自然だから仕方ないと思うしかないんだろうけど。
今みたいに農薬も肥料もなかったはるか昔からずっと、
人々は天候不順や虫や獣や病気と戦いながら農業を続けてきたのだ。
今は文明のおかげではるかに楽になったはずだけど、
農業は衰退の一途を辿っている。
これからどうなっていくんだろう。