あらかじめ語られるタイサク(番外編)
番外編やけ本日の一曲は無し!!
湘南ベルマーレに3-2で今季J初勝利!!
いやードラマティックな試合でした。
いまだに興奮が収まりません。
でも今季まだ3試合目ですが何となくモヤモヤを感じたりするのです。
「圧倒的に試合は支配するのに。。」
「相手のハイプレスも流動性で突破するのに。。」
「なぜか点が入らない。。」
湘南戦の途中まで感じてた方ももしかしたらいるかもしれません。
自分はレッズ戦終わった後に感じていました。
そんな時に見たユウくんのツイートで何となく感じていたものがハッキリ分かりました。
WGのところで手詰まりになっている。。。
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目次
1.ロマンスのスタート
2.守りまで強がらなくてもいい
3.世界で一番孤独なWG
4.新しい世界
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1.ロマンスのスタート
さあ!マリノス得意のゾーン1からのビルドアップだ。ハイプレスで来ても撤退で来ても高い流動性とパス回しで相手を動かして攻略しよう!
実は相手からしたら
ハイプレスでも撤退でもどっちでもOK
マリノスにボールは持たせよう
の考えだったかも。
撤退なら中央を固く閉めてライン間をコンパクトにして外へ誘導。
ハイプレスはセンターレーンは通さない様にして高い位置で取れたらラッキー。
4-4-2撤退守備は昨季からFC東京、セレッソ大阪とマリノスが苦戦してきた戦法だ。
しかしハイプレス相手はアタッキングフットボールで攻略してきた。
しかし今季、ガンバにレッズそして今日のベルマーレとハイプレスしてきたチームにも攻めあぐねてしまった。
レッズ戦もベルマーレ戦もアップデートしながらゾーン1を突破してきたのに。。
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2.守りまで強がらなくてもいい
問題はここから。
残り1/3の攻略である。
普通ハイプレス掛ける場合は最終ラインも連動して上げるのが良しとされる。
昨季もマリノス相手にライン間のマルコスまたは他の選手に使われるのを嫌がったからだ。
しかし今季は逆。
最終ラインは連動して上げない様にする
意図的前後分断で守ってきたのだ。
(レッズ戦)
(ベルマーレ戦)
ハイプレスになるとマリノスはポジションを激しく動かしながら、時にはマルコスも下がりゾーン1に人数を掛け攻略する。
しかしライン間に必ず誰か1人は居るようにして。逆に言えば1人しか。。
相手もセンターレーンだけなるべく使わせない様にする。
もしハイプレス突破されても最終ラインは上げず、ディレイさせながら背後のスペースを消していく。
マリノスもこの段階では中にCF1人しか居らず最終ラインは中央を堅く締める事でWGに誘導させる。
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3.世界で一番孤独なWG
別にここまではだから何?て感じでわざわざ記事書く事でもない。
ここで大外で待つWGにボールが渡った時にどんなプレイしたか調べてみた。
(レッズ戦後半の仲川)
前方へのドリブルが3回、中に侵入してのワンツーが1回、ハーフスペースからのシュートも1回記録した。
試合を振り返ると分かるがオープンな試合展開になったからと推測する。
さて問題は前半。
(レッズ戦前半の仲川)
LSB山中と対峙した仲川は
後方に3本のパス
中にドリブルして後方に2本のパス
中にドリブルが2回
ハーフスペースに2本のパス
前方に1本のパス
クロスが1本
裏抜けが一回。
因みにこの試合で仲川がボールを受けた時にボールを置いた利き足は
これに関しては右利きのRWGだから当たり前だろう!てなる。
しかし山中は仲川の右足から縦と中央を切る立ち位置を必ず取った。
そうすると仲川は時間を掛けて次のプレイ選択をする。
その間にレッズは帰陣し4-4ブロックを作り直していた。
しかも仲川は大外のレーンから後方のハーフスペースに右足で4回ドリブルし下げざる得なくなったと同時に他の選手とレーンが被り、付いてきた山中の縦切りによりハーフスペースを使う事が出来なくなった。
しかも最近のマリノスは一層大外のレーンを飛び越えて使う選手がいない。
余計手詰まりになってしまった。
大外から2本ハーフスペースのパスを出しているが戻る時間が出来た柴戸がこのスペースを埋める様にレッズが分析していたのだろう。
対応されてしまった。
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因みにレッズ戦での遠藤はどうだったのだろう?
(レッズ戦前半の遠藤)
(レッズ戦後半交代までの遠藤)
(レッズ戦でのボールタッチした時の利き足)
右利きのLWGだから当たり前なのだが、前半から中央や縦へ積極的な仕掛けをすると共に裏抜けも行っている。
また遠藤はボールを受けた大外でプレイ選択をする事でスムーズに他の選手がハーフスペースを使える様にもしていた。
橋岡は遠藤に対してどこの位置に立つか重心をどっちに置くか、どこを切ったら良いか難しかったかもしれない。
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ベルマーレ戦の仲川はどうだっただろう?
(前半20分までの仲川のプレイパターン)
なぜ20分までにしたか?
ベルマーレの最終ラインは20分までは連動して最終ラインを上げてきたからだ。
背後にスペースがある仲川はやはり脅威である事が分かる。
エジガルへのクロスは決定機であった。
ベルマーレは20分辺りから最終ラインを上げなくして背後のスペースを消してきた。
(前半20分以降の仲川のプレイパターン)
ラインを下げられ、対峙する鈴木に右足をケアした守り方されると時間を掛けながら後方へ選択するプレイも増えたと共にハーフスペースへのパスも時間が掛かった為、大野に対応されてしまった。
しかしレッズ戦からの修正だろうか?
自身でむやみにハーフスペースに侵入しなくなっていた。
そして前半47分伊藤槙人が右の大外へ飛び越えてのクロス。
こーゆうシーンが増えれば対峙するDFの対応の仕方も変えざる得なくなるかもしれない。
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因みにベルマーレ戦の左サイドはエリキ、高野など複数の選手が関与してます。
感想はそれぞれにお任せします(笑)
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今までの様に奪われてもそこから効果的なネガトラが打てるなら別に良いのかもしれない。
ただ時間を掛けさせられて相手が陣形を整えてしまった事。
そしてマテウスがいなくなった影響は実はかなり大きい気がしている。
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4.新しい世界
えーい!話が暗いぞ!!
ベルマーレに勝ったんじゃないか!!
ここで終わらなかった。
大きな分岐点となったのは後半18分の交代により2トップとなった。
今まではスタートに中に1人しか居なくなったのが2人になった。
この効果は劇的であった。
右で攻めあぐねたテルが左に、そして右にはいった水沼とCHに入った天野は今季これまで無かったハーフスペースからのクロス(天野は狙ったか!?)で得点を奪った。
2点目も2トップに天野のハーフスペースからの侵入が生んだ。
そしてココで見せたこれぞCFオナイウ!!
この辺は #トリコロール集合知 のみんながこの試合含めしっかり書いてくれるはずなのでそちらを見て下さい!!
新しい選手が新しい形で点を取り逆転して勝った試合。
何よりチーム全体の諦めない気持ちというか執念を感じた。
2連覇に向けての早速の分岐点になるのなら試合直後に書いた意味もあるばい🎶
P.S 東京戦プレビューはやらないと思います(笑)これでゆるしてね♡
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