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女子高生とオタ活とおじさんの話

インターネットと出会った高校時代の話を、きのう書いたんですけどね。

もっと書きたくなったので、その2です。タイトルにおじさんと入れたのはあまりにもおじさんの話が長くなったからです。もちろんアブナイ話じゃありませんよ。
私のことがどうでもよくてオタ活の内容だけ読みたい方は、目次1コ目はしょうもないので飛ばしちゃってください。

うそ。やっぱり読んでほしいです。おじさんの話しかしてないけど。

年上好きな高校生だった

実は私、中3からある声優さんにドハマリして、今で言うオタ活をめちゃくちゃしてました。
結城比呂(現:優希比呂)さん、っていう方なんですけど。声優になりたかった友人がちょっとハマっていたアニメの影響です。

個人的にボーイズラブには全然興味ないんですが、そういうのが好きな方に好かれる感じの、ちょっと小柄で可愛らしい声の声優さん。
私はというと、可愛さではなく、そんな男性が時折見せるかっこいい声のトーンとか、男っぽい一面にキュンキュンくる変(態)な女子高生でした。

15歳なのにツボが確立されすぎていて怖い。というか、さすがに男性を“可愛い”と思う感覚がまだわかりませんでした。えっとそれは25歳くらいで無事わかるようになりました。

結城さんは当時32歳くらいで、偶然会えたら付き合いたいとか思ってたので(引かないで!オタクあるある!!)今考えたら相当おじさん好きですよね。小学生の時から、言えないよを歌う郷ひろみとか、母が見てた暴れん坊将軍の新さんをかっこいいと思ってました。アーチーチーを歌ったときとマツケンサンバを踊ったときはショックでした。


高校でちょっとラブだった先生も、たぶん40代前半くらいの穏やかなおじさんでした。色が黒くてヤクザみたいな薄グラサンメガネだったけど、顔や話し方や性格は穏やかで大好きだった。眩しいのがダメだったのかな。奥さんのことを「嫁さん」っていう先生で、いまだに私は奥さんをそう呼ぶ人にキュンとします。
※ここで、オレJKとワンチャンある?って思っちゃった人がいたとしたら、それは何歳だろうがおっさんですし論外です(強い牽制)

いまも45歳くらいまではおじさんと思ってませんよ。私は。そしてそれ以上の年齢で素敵な雰囲気を醸し出している男性はおじさんではなく、おじさまといいます。何の話だこれ。

オタ活で遠征、ハッスルハッスル

やっと本題です。
えとですね、オタクは高校生でネットしてるの珍しくなかったんですよね。なので高1から個人の方のファンサイトのBBS(交流掲示板)に積極的に書き込んで、チャットもして、同世代とも大人ともいっぱい交流しました。

ラジオを聞けない地域のファンに、聞ける地域の方がテープに録音してくれて郵送で回しあったり、超アナログな時代でした。
そのラジオでも常連リスナーになって、結構読んでもらってHNも覚えていただけてそりゃもう楽しかったです。推しに覚えてもらえることを今では認知っていうらしいですが、たぶんそれに近いです。人気声優さんだったのでさすがにHN認知(造語)だけだと思いますが。

イベントは大阪、兵庫、京都はほぼ参加。最初は着ていく服とかを伝えて「はじめまして~!」ってHNで呼び合い、そのあとはオフ会。顔なじみが増えて、高2でひとりで東京まで行って、メールのやりとりで仲良くしてもらっていた大学生のお姉さんちに泊まらせてもらったりと、なんか恐ろしいほどの行動力を発揮してました。

今のほうがよっぽど、どうやってオフ会するほどのコミュニティに属せるのか分からない。ていうか、母親もよくどこに泊まるか確認もせず送り出してたよなって思います。普通のお母さんなんですが、娘二人なのに謎なほど放任でした。

そのサイトの管理人さんには本当にお世話になってました。15歳くらい年上のOLさんで、気が合うというか感性が似ていて、メールでいろんなことを深く話し合う仲でした。たぶん、その方の県を書くと一発で分かる人には分かりそうなので(それでもいいんですが)今回は一応伏せます。

学校が嫌とか、親がどうとか、そんな話もしてた気がします。その方とのやりとりや、もうすぐイベントがある、CDが出るみたいな目先の楽しみを思ってがんばれてたことも多かった。学校内では特に青春はなかったけど、オタ活が人生を彩ってくれてました。

オタ活の終焉

でも、専門学校的なところに通うために上京したら、学校がめちゃくちゃ楽しくて。自然と遠ざかってしまったんですよね。

勉強、友達、彼氏、一人暮らし。すべてがキラキラして、まるで自分の人生じゃないみたいでした。高校生の時は、東京に行けばもっとイベント行ったり、なかなか会えない関東勢の方に会える!って思ってたはずなのに…。要するにいきなりリア充になってしまったんです(笑)。

そして例の管理人さんも、私が高3の時に事情があってそのサイトを閉鎖されました。そうだ、それもかなり大きかったかな。
最後の日、「〇時に消します」の数時間前から、みんながBBSに「ありがとう!」ってたくさん書き込んでいたのが今でも忘れられません。

次第に熱も冷め、私のオタ活はそれで終わってしまいましたが、今でもやっぱりオタク勢(アニメに限らず)を見かけると、好きなものに純粋で一直線で、あー生きてるなぁ、、って思います。
で、たまになんかの番組で現在大ベテランの声優さんたちのお名前を見ると、懐かしすぎて自分の青春時代が蘇ります。



今はミスチルが好きで、10年くらい前のツアーからほぼ全部行ってます。
チケットとるためにファンクラブにも入ってるけど、やっぱり高校生の頃のような熱はないんです。

全部雑誌をチェックしたり、ネットで交流してリアルではじめまして、とかもない。夫との共通の趣味だったから行動できただけで、一人でも突っ込んでいくほどの気概はないです。
好きな俳優さんも一応いるけど、そんなにのめり込むほどではなく。

若いからできたのかっていうと…そうなのかなぁ。あんまり関係ないような気もします。そこまで熱くなれるものに、また巡り合えるのかな。


ちょっとシメ方が全然わからないんですが、とりあえず私の盛大なおじさん好きだけは読んだ人全員に伝わったと思うので、このへんで終わりにします。


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