ピンクの服とコスモス畑
ひさしぶりに、花を見てきた。
気持ちが下降気味の日々が続くと、一面の花畑を見たくなる私。
いつもなら淡路島の明石海峡公園というところへ行くのだけど、移動(おもに橋料金)にお金がかかるのと、新スポットもできてすごく混んでいるだろうと思ったので、手軽に行けるところを探した。
候補は3つほど。コスモス畑って意外とあるんだな、と嬉しくなる。
昨日は真夏のように暑かったので、一番暑い日に着るような薄くて軽いカットソーを選んだ。念願の(?)ピンクの半袖。メイクもちゃんとして、いつぶりかのピアスも。
目的地に着き、近くの商業施設に駐車して店内に入ると、なんだか、……おかしいほどに混んでいる、ような気がした。ここへ来たのはたぶん5回目くらいだけど、今までこんなに混んでいたことはなかった。
単に行楽日和だから?ここってこんな人気なの?ほかにあまり商業施設がないから??それとも何かイベントですか…?(隣のスタジアムで試合がないことは確認済)
ずっと謎に思いながら、フードコートを諦め、路面店のケンタッキーでテイクアウトして目的地の公園まで歩いた。レジのお姉さんは忙しいのにずっと笑顔で可愛いし、テイクアウトだとドリンクをペットボトルでくれるのがとてもよかった。
芝生の隅に腰を下ろして、青空の下、最近CMのせいでずっと食べたかったビスケットとチキンを頬張る。平べったいポテトも味が濃くておいしい。野外や人が行き交うところで何かを食べるのは苦手なのに、リフレッシュしたいという目的がしっかりあったから、ピクニック気分でとても楽しめた。
もうこの時点で汗だくだし、手がふさがって日傘もさせなかったけど、たまにはこういうのも必要だ。
通りすがる人から、ケンタッキーあるんだ〜、という声がきこえた。ピンクの服は目立つ気がしてやっぱり少し気になったけれど
、昔のように慣れればきっと大丈夫。やっと着ることができたのだし、普通にしていたい。
しばらく森の中を歩く。鳥の声、水の音。この時間が一番癒された。
外国人も増えていて懐かしい雰囲気。ノースリワンピの彼女らを見て、それ正解、と思う。日本人はバラバラで、なかには長袖ニットにロングブーツの人までいた。最高気温28度、カンカン照り。先週長袖で凍えていたのが信じられない。
花の丘に着くと、不思議なモフモフの植物がお出迎え。
その先には色とりどりの花。
淡路島のような広大な敷地ではないので、花を見てのんびり過ごすという感じではなかったけれど、目は潤ったし自然のなかで心地よい気分になれた。
とにかく暑すぎるので、長居はしない。滞在時間30分ほど。
また森を通って、公園へ戻る。
商業施設周辺は相変わらず人口密度がおかしい。同じ旗がたくさん立っていたので、これか、これなのか…?と思って近づいてみた。
某人気アーティストの野外ライブの日だった。
あまりのタイミングの悪さ(※もちろんその方のせいではない)にしゅんとなった。
よっぽど淡路島のほうが空いてただろうな。ていうか、このスタジアムでライブなんて聞いたことないんだけど…?
と思って調べると、
その方、ここでのライブ第一号だった。
それがわかってからあたりを見回すと、ああ、確かにいっぱいいるわ…ライブTシャツ着てる人。(人は見たいものしか見えない)
なるほどもうすぐ開場か。私もライブは好きなので羨ましいなぁと思いつつ、商業施設には目もくれずに退散した。
それにしても、たぶん20年ぶり?くらいにここまで近づいた。なかなか公園にまで用がない。
ということで、秋旅でした。