旅行が好きになった沖縄の話
旅行ってね、みんな好きですよね。
特に女子。いつでも「ディズニーいきた~い」「温泉いきた~い」って言ってますよね? ※ディスってません。
私、まったく旅行に興味なかったんです。29歳まで。親が不仲で家族旅行の記憶はなく、遠出といえばいつも父抜きで母の実家へ帰省していた思い出のみ。だから、その会話についていけませんでした。
変わったきっかけは、新婚旅行に行きたがる夫のために、まぁ、それくらいなら行ってもいいか…と(謎の上から目線で)旅行を決行したこと。
メンドクサかったんです。何事もあんまり興味がない。お金がかかることも苦手だし、結婚式も新婚旅行も必要ない、冷めた女でした。
でもねぇ。さすがに夫はどこかへ行きたそうにウズウズしていたし、何より数日間の休みはこんな時でもないと取れないということで、行きましたよ、沖縄。ちなみに彼は超寒がりなのでハワイに憧れていて、私は超暑がりなので行けるものなら北欧です。真逆かよ。
ただ、海外なんてめんどくさいの極みで論外だったので、暖かいところが好きな夫に合わせて、そしてリトル海外やで!と姉に言われて、まぁ沖縄なら…と思って行きました。義父が出してくれたお祝いのお金をぜんぶ使って。
そしたら、だいぶ楽しかった。
私がいま、旅行の時ホテルにこだわるのは、この時の影響かもしれないなあ。
なんかバカデカイところに泊まりました。見出し画像にしましたがお花で隠れて名前がわからず、調べたらカヌチャリゾートというホテルでした。アロママッサージを受ける予約をしていたけど、そこが遠すぎてカート(夫運転)で送迎してもらうほど。カートは車の免許ないと運転できないので、持ってない宿泊者は確かバスで移動していました。
↑ちょっと天気悪いんですが、全然収まりきらない広大な敷地。他に写真なかったんか
10歳のころから憧れていたダイビングもついに体験できました。どんくさいので息?が途中からうまくできなくなってマジで死ぬかと思ったけど、海の中を見るのは長年の夢でした。美しかった~。まぁ、次があるならシュノーケリング?海面ギリギリのやつ。あれがいいと思うくらいにはトラウマですが。
夫はスポーツ万能タイプで飲み込みが早いので、私がインストラクターさんを必死の形相で掴んで浮上していくとき、「どうしたんやろ」と思いながら呑気にニモを探していたそうです。いいね、なんでもできて。というと調子にのって嬉しそうにしていました。
びっくりしたのは、4月のちょっと寒い日だったんですが、海から上がったときに私だけガタガタ震えていたこと。寒がりなはずの夫が普通にしています。「筋肉量が違うから」ってインストラクターさんに言われて、こんなに違うものなのか!筋肉!ない!!と思いました。
↑夫がみつけたニモ
あぁ、あと「沖縄なら私でも運転できるかも…」って免許ないくせにちょっと思ってしまったのは内緒です。多くの人がふつうにやっていることで、絶対私にはできないと思っていることナンバー1が車の運転です。
もし、私(俺)にはなんの取り柄もないし…と思っている人が運転できる人なら、私はそれだけで才能だと言い切ります。が、それも、なんかできてしまいそうな雰囲気が沖縄にはありました。だって全然車いないし超遅かった。
レンタカー借りたり、ホテル内の食事が高価すぎて近場のマクドナルド(切ない)へ行ったりしましたが、店員さんがみんなイケメン。苗字も、みんなもれなくオキナワン。やっぱりひとつの国という感じがします。
万座毛、美ら海水族館、びっくりするほど美味しいサーターアンダギー、ホテルのテラスでのんびり、ふだんみることのない景色、非日常。
ああ、旅行って楽しいんだな、ってこのとき思いました。正直それまで、旅行行くようなメンタルで生きてなかったし、金持ちの道楽だと思っていたので。みんなそのメンタルを癒すためにお金貯めて行ってるのはわかりますが…やっぱり少しは生活と気持ちに余裕がないと、旅行どころじゃないです。
最終日は、首里城の前でなぜか夫の同僚(奥さんも)と遭遇し、爆笑しながら4人で写真を撮りました。なんで会うねん。沖縄に行ってることは知っていたらしいんですが、まさか会うとは。
その直前に坂道を下っている風景を撮っていたんですけど、あとから見たらそこにお2人が映っておりました。
♢
なんで今まで、めんどくさいってだけでここから出ようとしなかったんだろう。
それを実感して、食わず嫌いってもったいないな~、とすごく思うようになりました。年を取って好みが変わるってこともめちゃくちゃありますしね。
いいもんです、旅行。
最近重めの(人生とか)記事が続いていたので、ちょっと一息いれてみました。下書きにいれちゃってたので投稿日は3月2日です。