ライドカメンズ「Back to Haunt you」イベント覚書
※話の流れ、セリフなどネタバレ部分があります。
※文章は加筆修正することがあります。
※間違えている部分、補完できる情報があれば教えてください。
〇イベント『Back to Haunt you』
今回はウィズダムシンクスのハロウィンを題材にしたイベントである。
《ガシャ入手》
星4:皇紀(BG)、浄(BG)
※皇紀と浄は絆変身演出あり
星3:宗雲(BG)
星2:久城駆(BY)
《イベント報酬》
星3:颯(RB)
星2:フラリオ(BY)
※「Haunt you」カード全員専用衣装あり
※EAZY:Y NORMAL:G HARD:B
突然復活したクラスイベント。公式からのアナウンスではこれからも不定期開催で行われるとのこと。基本は越境イベントということだろうか。
それぞれのカードのエピソードは、イベントストーリーのサブエピソードを彷彿させる。
駆はジャック・オ・ランタンにまつわる話、フラリオはお菓子にまつわる話で繋がっている。また、エージェントが出てこないので彼らそれぞれの一人称選択肢もある。(今回エージェントは宗雲と浄の調査エピソードにのみ登場)
〇イベントストーリー『Halloween Night,Tragedy Night』
虹顔市の商工会が主催するハロウィンイベントに参加するウィズダム。そんな中、失踪事件に巻き込まれる皇紀。それを調べる浄。そして皇紀の過去が一部明らかになる。
〇イベント限定リンクスキル
今回は浄と皇紀の「甘くないハロウィンの夜」のリンクスキルに加え、「ウィズダムシンクス」の4人スキルが強すぎてそちらばかり使ってしまった。
相変わらずどういう仕組みでイベント限定のスキルの組み合わせが発生しているのかは分からないが、属性と関係があるかもしれない。特効付きカードの属性を記録しているが未検証である。
〇皇紀と皇牙
イベントストーリーで判明するのは、皇紀の本名と出身地、そして育ての親と思われる”親父”と呼ばれる人物と、一緒に育ってきた友人”ジンバ”だ。詳しくはイベントストーリーを読んで欲しい。
実は私は今回のイベント前まで、皇紀の「皇」の字に注目し、皇紀は高塔家所縁の者なのではないか?説を唱えていた。
しかし今回明かされた皇紀の出身地は、むしろその逆で、今まで言及されたことのない廃墟のような場所『旧荒廃エリア』であった。ここで皇紀は「皇牙(おうが)」という名で、ストリートチルドレンとして生きてきたことが描かれている。果たして虹顔市は現代日本なのか!?という疑問はさておき、この旧荒廃エリアの登場により、虹顔市の格差が一層浮かび上がってくる。
それにしても、なぜ皇紀には「皇」という字が使われているのか。
この虹顔市の王たる者は、ライフラインのほぼ全てを牛耳っている高塔家だ。だから「皇」の字が彼にあてがわれている理由がよく分からなかった。
だが、今回イベント皇紀星4のサポートエピソード『意思が変え得るもの』での宗雲との話を読み、もしかしたら「皇」とは宗雲のことを指すのかもしれないと感じた。獣同然の生活をしていた皇牙に、これまでと違う生き方を示したのは宗雲だろう。「王に向けた牙」から「王の道を作る者」として変化した皇紀、なのかもしれない。
※全て勝手な想像であり、しかもまだ皇紀の高塔関係者説を諦めたわけでもありません!
〇浄の行く先
このひとつ前のイベント「天空仰ぎて」での浄は、高塔のライダーとしてウィズダムシンクスの皆を騙していた(ととらえられてもおかしくない二重スパイだった)ことが発覚した。だが、高塔と縁を切り、再びウィズダムシンクスの仲間として戻ってくることができた。これは浄にとって大きな変化だろう。
それまで、私はずっと浄が「贖罪のため」だけに生きているように見えて悲しかった。
けれども、再びウィズダムシンクスに戻ることができた浄は、ようやく違う生き方ができる可能性が生まれたのかもしれない。
今回のイベントで浄ははっきりと皇紀個人を助けようと動いている。それに対しては「自分も君もウィズダムシンクスという場所を守りたいだろう」という動機を語っているが、浄は浄なりに皇紀の過去に寄り添いたかったようにも見えるのだ。
過去や裏切りを仲間たちに明かされ、それでもなお彼を受け入れる場所を見つけられた浄は、ある意味フィクション作品のキャラクターとしては無敵状態かもしれない。もうどんな未来も自由なのだから。