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【遊戯王MD】ピュアリィでマスター1(シーズン28)
こんばんわ、オトネギです。
今日はMDのピュアリィについてお話します。
私は今期このピュアリィを使ってマスター5からマスター1になれました。
久しぶりにマスター1いけました。
— otonegi/オトネギ (@otonegin_a) April 25, 2024
使用デッキはピュアリィ。流行っているR-ACE・罪宝スネークアイズなどのデッキにピュアリィストリートの対象耐性付与が噛み合って強く、インパルスで縛られても対象耐性で帰ってきたターンの妨害もそこまで怖くないのが魅力です。
パワー感じたので登りました。 pic.twitter.com/G5eBoPTDcZ
マスター帯でデュエルする中で、思ったことを素直に書きます。
もしピュアリィと当たった時にこのnoteを思い出し対処していただけると幸いです。
シーズン28でのピュアリィの強み
間違いなくストレイ・ピュアリィ・ストリートが強みです。
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このカードの優れている点は、素引きしてもいいし、サーチも容易だという点です。
ただし初動ではないので軽視されがちです。ゴーストリックから未来龍王を出す型での採用枚数が少ないのは単純にこの1枚から得られるアドバンテージがないからです。できればピュアリィでめくれて仕方なしに取りたいぐらいの感覚だと思います。
エフェクト・ヴェーラーや無限泡影が多い環境だという事実
シーズン28、というかスネークアイが環境に出てきた頃からエフェクト・ヴェーラーと無限泡影の採用が多くなったと感じています。
スネークアイ・エクセルを完全に黙らせることができる。
ディアベルスターを黙らせることができる。
R-ACEを黙らせることができる。
うららと違いヒータで奪われることがない。
と環境を跋扈する炎属性にメタを張ると多いのもうなづけます。マスター2からマスター1にあがる7戦中5人(ピン差し+抹殺の指名者の方2人)の相手がエフェクト・ヴェーラーを採用しており、無限泡影に至っては6人が採用しており、その両方を採用していないデッキはラビュリンスでした。(ちなみにそのラビュリンスには負けたけどあとは全部勝ちました。)
ストレイ・ピュアリィ・ストリートが貼られているとピュアリィはエフェクト・ヴェーラーや無限泡影を気にすること無く展開ができるので安定した展開を行うことが可能です。
R-ACE・スネークアイは対象耐性が苦手
また、R-ACEとスネークアイの除去はほとんどが対象選択で、バック割を採用していないケースも多いのがストレイ・ピュアリィ・ストリートを厄介な存在に仕上げています。
また、運が良ければハッピーメモリーなどで1回破壊を防ぐことができるのでピン差し羽箒やトロイメア・フェニックスの破壊などで簡単に対処されるということも少ないです。
R-ACE・スネークアイと名指ししましたが、それ以外にも
ラビュリンスのドラグマパニッシュメントや墓地効果のビッグウェルカム
クシャトリラフェンリルやアライズハートの除去効果
カオスアンヘルやバロネスなど汎用シンクロによる除去
などにも耐性ができて、素材が4以下になったノアールを守ってくれることが多いです。現環境で、対象耐性が如何に強力な耐性かは御巫やスプライトエルフが証明していると思います。
ストレイ・ピュアリィ・ストリート以外の強み
いくつかありますが、まずはエピュアリィ・ノアールの実装でしょう。
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このカードのお陰で、ピュアリィは「スリーピィメモリーorピュアリィマイフレンド+メモリー1枚orフィールド1枚+手札コスト1枚」で相手ターンに5素材ノアールを立てることが安定するようになりました。
まぁ実際は48%ぐらいの確率なので、ほぼ確実にとは行きませんが、ピュアリィのデッキペラペラもあるのでそこまで厳しい条件ではありません。もちろん妨害を受けないこと前提の話ですが、その妨害もうらら以外はストレイ・ピュアリィ・ストリートで防げるのが非常に相性が良いです。
ノアールのお陰でG受け・ニビル受けがよくなった。
ピュアリィといえばいっぱい特殊召喚するのでGが刺さりそうなイメージがありますが、実はそうでもありません。
実装時のピュアリィではメモリー→相手G投げ→メモリーで特殊召喚というG避けが有名ですが、これは手数であるメモリー1枚を捨てて相手のドローを抑え、運良くデリシャスを使っていた場合にプランプで墓地のメモリーを拾って4素材プランプが用意できる可能性も高かったので問題ない場面が多かったです。
ですが、デリシャスメモリーは制限化されそう安々と手札に持ってくることができなくなりました。またそこまで手札を減らすとピュアリィープをセットすることもなかなか難しい場面も多かったので、なんとか5素材プランプにして素でエクスピュアリィを出してドローさせるか、もしくはプランプの墓地吸収効果に全賭けするしかないみたいな状況も多かったです。
これがスリーピィ初動→ノアールになると手札に1枚メモリーがあれば、3素材ノアール+ピュアリィープを構えられるようになったため、手札が良ければ1枚引かせるだけにとどめたり、最大でも2枚ドローぐらいで抑えることができるのも魅力です。
また、ストレイ・ピュアリィ・ストリートを貼ってる場合はエンドフェイズにメモリーを1素材追加してくれるため、安定して「4素材のエピュアリィ+ピュアリィープ」という盤面を構築できるのも魅力的です。
ニビルに関してもリリィ→エピュアリィノアール→ピュアリィ→ピュアリィという展開をした時にその余ってるピュアリィをエクシーズすると踏んでしまうものの、マイフレンドさえ設置してれば2メモリーぐらいは帰ってきますし、ストレイ・ピュアリィ・ストリートを貼ってればピュアリィを蘇生から再びエピュアリィ+メモリー1枚追加もできるため壊滅するということが少ないです。
害獣と呼ばれ続ける「不快感」
そしてなにより外せないのはスリーピィメモリーによる相手スタンバイフェイズの大量ドロー+エクスピュアリィ・ノアールによる封殺力です。
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スリーピィメモリーを素材に持ってるピュアリィXモンスターは相手ターンのスタンバイフェイズに1枚ドローが可能です。
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これにピュリィープとあわせて相手スタンバイフェイズにエクスピュアリィ・ノアールを出すことでスリーピィメモリーを素材に持ってる枚数×2のドローが可能で、運が良ければ6ドローもできます。
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またエクスピュアリィ・ノアールはエクシーズ素材を5以上持つ場合、相手の効果を受けず、フリーチェーンで素材数÷2回デッキバウンスを行う制圧モンスターです。説明するまでもないですね。
後攻からのキル力が高い「エピュアリィ・ハピネス」
正直に白状しますが、自分はコイントスがめちゃくちゃ弱いです。上で書いているのは運良くコイントスで表が出た時の話で、「じゃぁ後攻はどうすればいいの?」といわれると「エピュアリィ・ハピネス」による後攻1キルが視野にはいってきます。
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相手にほとんど妨害がなくて2体以上モンスターが存在する(うち1枚は守備表示or攻撃力2000未満)状況であれば、ハピネスメモリー1枚で相手を倒し切る事が可能です。
ハピネスワンキルの説明はいらないとおもいますが、「ハピネス出させたら君負けだよ!?」って状況でも素直に殺させてくれる相手が多かったので書きます。
ハピネスで攻撃→デリシャスサーチ+相手の攻撃力半減→デリシャス効果で相手に戦闘破壊耐性を付与+ハッピーメモリーの効果でもう一回攻撃→ハッピーメモリーをサーチという手順を行うことで攻撃力4000ぐらいあるモンスターが立っていても後攻ワンキルが成立します。
「そんな状況にはやすやすとはならんよ…」って話もあると思います。それを3・3でフル投入してるエフェクト・ヴェーラーや無限泡影で作ったり、Gで展開を抑えたり、もしくは普通にピュアリィ展開すると見せかけて妨害を吐かせきったあと行うことでハピネスルートに突入することが可能で、今の環境デッキであるスネークアイの妥協盤面は止められたエクセル+邪眼神殿でフランベルジュorホプルスを相手ターンに立てるみたいな盤面が多いですのでそういう状況になりやすいです。
シーズン28でのピュアリィの弱み
上でめちゃくちゃ強い風に書いてますが、弱点もそこそこあります。
御巫が天敵レベルで辛い
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もうこればっかりは仕方ないです。相手がフゥリにアクセスできなかったり、ラヴァゴ・壊獣を持っていないことを祈るしか有りません。
先行で軽い展開で終わらせる御巫であれば、ストレイ・ピュアリィ・ストリートを発動して妨害を発動させずエクスピュアリィ・ハピネスの全体無効を通すことでまくることは可能ですが、結構な上振れを強いられます。
そしてFAやアショカ・ピラーの追加で今は結構御巫が多い環境なのは逆風です。
チェーン切りされると止まる
もしいまマスター帯でデュエルしててピュアリィが不快過ぎて仕方がないって人はこれだけは絶対覚えて帰ってください。
ピュアリィはエピュアリィのメモリーを素材にする効果を止められると終わります。
これはマスター帯でデュエルしててめちゃくちゃ思ったことなんですが、墓地のシラユキやらムドケルやら烙印断罪やら、表にするだけで効果使わない永続罠やらフリーで発動できるカードがある場合、チェーン切りに使ったほうがいいです。
特に烙印断罪みたいないつ使っても別にいい効果をチェーン切りに使わないのは明確なプレミです。
エピュアリィはメモリーの素材化効果を使った時、対象と取らない除去・対象と取らない表示形式変更を使います。上のほうで「エピュアリィ・ハピネスによる後攻1キル」とか書いてますが、これもデリシャスメモリーをチェーン切りすることでほぼ不可能になります。なぜならデリシャスメモリーは1枚しか使えないからです。
もちろん、ハンドがよければ「チェーン切りしたけど5素材ノアールたてられたぞ!騙したな!」なんて状況も有りえますが、それはチェーン切りしなかったら6素材ノアールが立ってただけの話です。5素材ノアールは2回しかデッキバウンスをできませんが、6素材ノアールは3回デッキバウンスをするのです。どっちが強い盤面かは明白ですね。
なので、いつ使ってもいいカードはチェーン切りに使うのが絶対の正解です。これをされるだけで負けだったデュエルは数え切れません。なんなら相手もピュアリィで、墓地のリィープ使えばいいのに使わない人も多かったです。
倶利伽羅天童がマジでどうしようもない
スリーピィメモリーの効果はモンスター効果なので、スタンバイフェイズにドローすると倶利伽羅天童されます。
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そして倶利伽羅天童はエクセルからサーチできます。つまりエクセル1枚出されるとエクスピュアリィ・ノアールは死にます。
まぁ実は上で書いてるのは表面的な弱点でしかありません。なぜならマイフレンドを貼ってればメモリーは3枚帰って来るのでターンが帰ってくれば再展開すればいいだけだからです。
妨害を吐ききったノアールを除去してくれないときつい
ピュアリィは盤面を返された時のリソース回復をピュアリィ・マイフレンドに任せてるところがあります。
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このカード+スリーピィメモリーのドローのおかげでとりあえず死なずに帰ってきてもなんとかなります。特にノアールで妨害しまくった盤面なんかどう考えてもエピュアリィ・ハピネスで殺し切ることができる盤面であることが多いからです。
もしエクスピュアリィ・ノアールが除去されなかった場合は、メモリー回収効果も使用できませんし、ピュアリィープで出したエクスピュアリィ・ノアールはエンドフェイズに帰ってしまうので、攻撃を通してアーゼウスにするなどが必要になります。
素材を吐ききったノアールができることは多くありません。ストレイ・ピュアリィ・ストリートがあれば、相手のエンドフェイズにプリティメモリーを素材に追加して、除去1枚+デッキバウンス1枚にすることは可能ですが最大がそれで、もちろんそんな状況のノアールには無限泡影やエフェクト・ヴェーラーは有効です。なので、ノアールが素材を吐ききったらわざと処理せず、アーゼウスにしてしまうのも一つの手です。
ノアールを処理することよりもストレイ・ピュアリィ・ストリートとピュアリィ・マイフレンドを除去することに全力を注ぐべきです。
先行返しターンのキル力が低い
うまく先行展開をして相手ターンも妨害して乗り切ったっとしてもデリシャスメモリーが1枚しかないのでキル速度が遅いです。
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ノアールを除去してもらってマイフレンドで回収できれば問題ありませんがそうでない場合はデリシャスメモリーの攻撃力UP効果を活かせないのでキル速度が落ちます。結果的にまたノアールたてて2ターンかけて相手のライフを削り切る展開にもなりがちです。
純ピュアリィとゴーストリックピュアリィどっちが強いの?
ケースバイケースです。そうとしか言いようがないです。
純ピュアリィの強みは、上で紹介したように「環境に合致してるフィールドを余すこと無く使うことで誘発に強く出る」という部分で、ゴーストリック型は「ゴーストリック展開をすることで相手に妨害を吐かせるor妨害できなかったら未来龍王が出たうえでノアールも立つ」という部分です。
ゴーストリック型はうまく行けば5素材のノアールが2枚立つこともありますし、完成盤面は純ピュアリィより遥かに強いですが、ストレイ・ピュアリィ・ストリートをはる余力がなく、特にモンスター効果妨害は未来龍皇の1回だけなので未来龍王を除去されたあとR-ACEやスネークアイに粘り強く戦われると厳しいです、また、単純にエクストラを大量消費するし、エクストラのカードがUR多めになって高いです。
逆に純構築はストレイ・ピュアリィ・ストリートを張ることが容易ですのでそういったデッキに強く出られます。しかし、御巫やエクセルからの倶利伽羅天童、またR-ACEインパルスの効果発動不可効果をエクスピュアリィ・ノアールに使われて展開みたいなことをされると止める手段がないので相手の手札次第では厳しいです。その代わりストレイ・ピュアリィ・ストリートのおかげで、先行の妨害がうらら以外怖くなくなり、仮にR-ACEに展開を通されてもR-ACEの罠がピュアリィに届くことは殆ど無いです。
プレイに自信があり、URCPがたくさんある場合はゴーストリック型を使い、マスカンの見極めとかが出来ずとりあえずピュアリィを触れてみたいという方は純で組むのが良いと思います。
あと、一応、暗黒界型もありますが、メインに暗黒界を入れる必要が出てくるのでうまいことバランスよくドローできる人には良いと思います。上2つにない利点として、パキケ出す程度のメタビを暗黒界モンスターで殴り殺せるという利点はあります。
まとめ
ピュアリィ自体はフィールドが環境と合致しており、害獣と呼ばれる所以の妨害力は墓地リソースで戦う現代の環境デッキと相性がよく、パワーもありかなりおすすめできます。
あと、ピュアリィが流行ってた頃みたいに壊獣が環境にあまりいないのでノアールの防御力はより強固になっていますし、逆に環境に多い拮抗勝負もノアールを残せるので最低限の妨害はできます。
またピュアリィの良さは「初動枚数の多さ」にあると思います。メモリー全部が初動ですし、スロットの多さを活かしてスネークアイズを入れて初動をさらに安定させたりなどもできる点がクズ運の自分にはかなり魅力的な部分です。
ピュアリィは「害悪」だとか「害獣」だとか言われて相手をあんまりいい気持ちにさせないデッキではありますが、MDの利点は非対面であるので相手の嫌な反応を見なくてすみますし、正直スネークアイとかR-ACEとか握ってるならお互い様なのでMDなら気にせず使うことができて良いと思います。
デッキ自体はマイフレンドとスリーピィメモリーがURで、エクスピュアリィとエピュアリィ・ノアールもURでそこそこ高いですが、デッキの枠が多めで好きなカードを詰め込めますし、他のURはほとんど汎用枠なので自分の持ってるカードによってカスタマイズすることが可能です。
なにより、ピュアリィのメイトも実装されたのでメイトと一致したデッキで戦うこともできます。
厳しい締め付けでピュアリィを握るのをやめてしまったという方には強くオススメできますし、今はセレクションパックでピュアリィのパックも実装されてるので、可愛いカードで戦いたいという人はピュアリィを握ってみるのはどうでしょうか。
ちなみにマスター2昇格戦からの戦績はこんな感じでした。
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