人ではない人の正体
自分がアホらしいことを言っているのに気づけない人がいる。立て続けに何を言うにも真顔でしかも堂々とその人は喋る。なんで真顔でそんなことはっきりと言えるんだという人を見た事があるだろうか。彼らは一言で表すと感覚鈍麻なのである。何を言ってもやったとしても自分の正しさを疑わずに思い返そうともしない。立て続けに人から判断されては元からできていた事がどんどんできなくなり、しまいには記憶が抜け落ちるという感覚が立て続けに起きる。自分の感覚すらまともに維持できないのだ。生きている感覚もないのだ。そんな状態でなんで生きていけてるのかというと彼らはただ行動と行動を繋げて生きているだけなのだ。日常生活の些細な行動には支障をきたさずに家事や料理、学校に通うなどの一般的な生活を送れてしまう。かなり普通に見えたその人物は実は何をするにも考えることはせずに同じ作業の繰り返しにどっぷりハマり感覚がその限られたタスクをこなすだけで後の人間的な機能は全部なくなってしまう。自分で判断しようにも判断した事すら実感できずにただ終わりがない反芻思考を繰り返す。一言発すればその言葉の重みに対して意識が全部向いてしまい生命活動に必要な最低限の脳機能以外の全部を使って対応しようとする。反射的に情報を受け取り考える前に脊髄から指令が伝わり行動を起こしてしまう。そんな人が実際に存在しているということを頭の片隅にでも入れておいてほしい。
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