見出し画像

「家、ついて行ってイイですか?」in西ノ島~大人の島留学 シェアハウス編~

こんにちは!西ノ島でnoteを執筆している中島です!

冬になり大人の島留学生の進路が決まっていく中、私はどこで何をしようかと悩んでばかり…。しかも最近の西ノ島は雨やら雪やら何かしらがが降っていて気分が晴れないんですよね…。

そんな時、私は思いました。

「誰かのお家にお邪魔したい!!!」


誰かのお家にお邪魔して話を聞きたいな…。そう思いながら道を歩いていると、偶然大人の島留学生のゆきちゃんを見つけました!!(偶然ですよ!)

ゆきちゃ~ん!

西ノ島島留学生の中でもかなり謎に包まれている彼女。一体どんな生活をしているんだろう。気になる…。

中島:「家、ついて行ってイイですか?」

五十嵐有希さん
取材当時30歳 東京都出身

ゆきちゃん:えぇ、い、いいけど…(笑)
中島:ヤッター!

というわけで、かなり強引ですがゆきちゃんが住むシェアハウス(原邸)にお邪魔させてもらうことになりました。


12月某日

中島:お邪魔しま~す!!
ゆきちゃん:ようこそ~

戸惑いを隠せないゆきちゃん
リビング

ゆきちゃん:この前シェアメイトとハロウィンパーティーやったんだけど装飾がまだあって…。
中島:勝部邸(中島が住むシェアハウス)とは大違いだよ。私のところはスペル間違ってるガーランドをテープで壁に貼りつけただけだからね(笑)

勝部邸のHALLOWEEE

イベントの装飾はそこに住んでいる子たちの性格がしっかり出ますね!(笑)そんなこんなでおしゃべりしているとゆきちゃんがお部屋に案内してくれました。

お邪魔しま~す

ゆきちゃん:じゃ~ん。ベッドは自分で買いました(笑)
中島:素敵!木のぬくもりを感じるお部屋だね

色々気になるものがありました。

ゆきちゃん:これは朝市の出店者の方から頂いたものです。
中島:中にお魚がいる。

ゆきちゃん:これは海月堂で買ったレコード型時計。
中島:海月堂にこんな時計売ってたんだ!

ゆきちゃん:これは、シェアメイトの梅ちゃんと花鈴ちゃんが誕生日プレゼントにくれました!
中島:誕生日に赤べこ…?なんで?
ゆきちゃん:私の両親の出身地が福島県で、そこが赤べこの生誕の地なんだけど、駅に大きい赤べこがいたり、お土産売り場とかで売ってたりしたから、小さいころからなんか好きで。(笑)そういう話をシェアメイトの二人に話したら、これをプレゼントしてくれました。
中島:いいサイズ感だね。赤べこってこんなかわいい顔してたんだ。(笑)
ゆきちゃん:自分じゃ買うってなかなか踏み切れないサイズ。顔にも種類があるんだけど、私はこの顔が好き。

中島:ちなみにこの中学英語の問題集はなんですか?
ゆきちゃん:今サポーターとして行っている塾で英語のスタッフをやってるので、自分もちょっと1回勉強し直そうかなって(笑)
中島:偉い!

再び一階へ

キッチン

中島:これはかぼちゃ?
ゆきちゃん:これは農業×空き家プロジェクトの友達がくれたコリンキー。かぼちゃの一種で、皮も食べられるらしいよ。

中島:これ可愛い!(笑)クリスマスパーティーは誰が書いたの?
ゆきちゃん:クリスマスの方はシェアメイトの花鈴ちゃんが書いてくれた。私はここ数年季節のイベント時期に何もしないこともあって「ただの日」みたいに過ごしていたから、季節ごとのイベントを楽しめている感じはするかも。季節を楽しんで、美味しいもの食べて。すごくいいシェアハウス生活してると思う。(笑)


ゆきちゃんにいろいろ聞いてみた

私のよくわからない突撃に応えてくれたゆきちゃん。ゆきちゃんの今までとこれからについてお話を聞いてみました。

ーー大人の島留学に参画した経緯は?

日本仕事百貨で大人の島留学を見つけました。前職は事務職だったから交流する人も限られてて、もっといろんな人と一緒に仕事したり、人と近いところで仕事できたらいいなって思ってました。

コロナで人が少なくなった東京から、コロナが明けて元に戻った時に、今まで感じてこなかったストレスをとても感じるようになって。「なんでこんな満員電車に揺れて、毎日同じ時間に起きて仕事行って帰ってるんだろう。別にこれじゃない暮らしもあるよね。」と思うようになりました。

周りの人には「なんで離島?」みたいな(笑)両親の実家がある福島県も地域おこし協力隊は募集してるから「そっちでもいいんじゃない?」って言われたけど、全然知らない土地の方が冒険心でいいかなって思ったのと、最初に見つけたのが大人の島留学だったから「何かの縁かな」って。大人の島留学は年齢制限あるし、行くなら今なんじゃないかなと参画を決めました。

ーーゆきちゃんって冒険するタイプ?

んー、あんまり人生設計みたいなものが立てられなくて(笑)考えはするけど、一周回って行動してみないとわかんなくない?ってなるから「じゃあ行動しよう」っていう気持ちになるかな。

ーー今どんなお仕事してるの?

コーディネーターの方と面談した時に、いろんな世代の人と交流したり、福祉とか教育のお仕事に興味があることを伝えたら西ノ島町役場の健康福祉課と教育委員会を紹介してもらいました。

健康福祉課では健康サロンと健康教室と子育てサロンに顔を出しています。教育委員会では第2、第4土曜日に行われる朝市を主に担当しています。

ーー実際に働いてみてどうだった?

東京に住んでいた時は、関わる人は自分の同級生とか会社の人で年齢が限られていたんだけど、西ノ島で子どもとか赤ちゃんに関わってみると「人って小さい頃から自分の意志で考えてるんだな」とか「人それぞれ個々で違うよね」って気づいて。

小学校上がる前の子たちにも「この子はこういう風に考えているんだな」って子もいるし「ちょっと引っ込み思案なんだな」って子もいるし、面白いなって思います。お仕事をしてみて「個性」を感じたかな。

朝市の宣伝のポスターを作り始めてから、健康福祉課の人もそれを見てくれてて「チラシとか作れる?」って聞いてくださって。それからは健康福祉課で企画しているイベントのチラシも作らせてもらっています。見てもらえてるんだなって嬉しかったしありがたかったです。

ーーギャップはあった?

ギャップというか、「これがやりたいです」って来たわけじゃなかったから、あまり自分のやりたいこととか、できることを想像してなくて。「何ができるんだろうな」っていうのは今も考えてます。

名前はたけのこ(ゆきちゃん命名)

ーー大人の島留学で一番印象に残ってる思い出はある?

シェアメイトの梅ちゃんと海士町と知夫の大人の島留学生で知夫里島に行って、赤はげ山を登って水平線を見たことかな。前にここのシェアハウスでそのメンバーとパーティーをした時に、「次は知夫のシェアハウスでもんじゃやろう」って話になって。風が強かったけどすごく綺麗だった。またちょっと西ノ島とは違う感じだね。

ーーこの先ゆきちゃんはどうする予定なの?

今はわからないけど、もしかしたらもう一年、西ノ島にいるかもしれない。教育課で、もうちょっとできることあるかもって思って。例えば、公民館が全然使われていなくてもったいないと思ったので、公民館を活用して上映会や演奏会をして人が集まる事業をしていけたらいいなと思ってます。


中島:今日はありがとうね!
ゆきちゃん:は~い!気を付けて~

大人の島留学生のこれからはどんな人生になるだろう。
みんなの未来を考えるとなんだかわくわくする。
できるならずっと近くで見ていたいな。

そんなことを想いながら、みんなが待つ勝部邸に帰った。

(R6年度大人の島留学生:中島)


LINKS

▼大人の島留学のHPはこちら→☝️クリック!

▼最新情報は、公式Instagramをチェックです👀


いいなと思ったら応援しよう!