第2回「仮病でドタキャンされたことがわかった」
Q 仲のいいママ友が、最近ちょくちょく体調が悪いと約束をドタキャンします。でも、ツイートで仮病だったと判明。「このあいだは体調が悪くて……ゴメンネ」と言う彼女に、どう対応すればいいの?(愛知県・41歳・パート)
A まったく、面倒な世の中になりました。ツイッターやらフェイスブックやらが広まったせいで、このように知らなくてもいい事実を知る羽目になります。自分は誘われていないけど、仲のいい友達同士が飲み会に参加してるらしい……といったことが判明するケースも。
そのママ友は、ツイートは誰が見るかわからないことを自覚していなくて、心の中の呟きぐらいに思っているようです。ウカツにもほどがありますが、そのへんは本人の勝手なので、まあほっときましょう。
ドタキャンの理由が本当に体調不良なのか、あるいは別の理由なのか、事実を追究する必要はありません。ツイッターがあるせいでウソがわかってしまいましたが、誰だってウソとホント、本音と建前を使い分けながら人付き合いをしています。
相手が体調不良だと言っているなら、そういうことにしておきましょう。本当は気が変わっただけだったとしても、正直にそう言われたら、それはそれで腹が立ちます。体調不良だろうが気まぐれだろうが、ドタキャンには変わりありません。
「ちょくちょくドタキャンする」という迷惑な行為に対しては、怒りを感じてもいいし、そういう人という前提で付き合う必要がありそうです。ただ、理由の真偽は気にしないのが大人の割り切り。腹を立てたところで、無駄にストレスが増えるだけです。13世紀のイランの詩人・サーディはこんな言葉を遺しました。「好意から出た」とは限りませんけど、そう思っておいたほうが楽です。