第7回「すべてを占いに絡めてくる友人がウザイ」
Q 占い好きの友人が、すべてを占いに絡めてきます。服を買おうとすれば「今月のラッキーカラーは……」、旅行に行くと言えば「この方角はちょっと……」。占いどおりにしないとあとでグチグチ言われるので、つい従ってしまいます。(東京都・32歳・メーカー勤務)
A 困ったタイプですが、便利な一面もありそうです。とにかく占いの話題を振っておけば、話題に詰まる心配はありません。どんどん振って、反応を楽しんでみてはいかがでしょう。
いっしょに喫茶店に行ったら、まずは「今日はどの方向の席がラッキーなの?」と尋ね、さらに「牡牛座のラッキードリンクは?」「A型の私は、コーヒーを飲む前にトイレに行くべき? 飲んだあとに行くべき?」などと質問攻めにします。もしかしたら、占いの話も程度を越えるといかにうっとうしいか、思い知ってくれるかも。そんな繊細さはなかったとしても、自分から占いの話を振ってこなくなるはずです。
ただ、そんな手の込んだ意地悪をするぐらいなら、何か言われたときに、あっさり「私、占いは気にしないから」と受け流すほうがずっと簡単。グチグチ言う友人もうっとうしいですが、嫌な話に嫌と言えずにクヨクヨ悩んでいるのも、かなりうっとうしい態度です。どうやらご自分のことを「ひどい目に遭っているかわいそうな私」と思っているようですけど、話を深刻にしているいちばんの責任者はあなた自身です。
状況を変えたいなら、本田宗一郎が言ってくれているように、まずはチャレンジしてみましょう。最悪の展開になったとしても、ちょっとムッとされるぐらいの話なので、恐れる必要はありません。それに比べたら、何もしないで悩みがずっと続くほうが、はるかに恐ろしい事態です。