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【どっちでもいいのだ!】 その39「ワールドカップの話題を後輩に振ったら 熱い反応だった 薄い反応だった」
一度しかない人生。眉間にシワを寄せているヒマがあったら、笑ジワを作りながら暮らしたい。「どっちでもいいのだ」精神で、毎日をゆるゆると生きてみませんか? ※「東京スポーツ」で2017~2018年に連載(全44回)
いよいよ14日から、ロシアでワールドカップが始まる。サッカーファンである自分としては、テンションが上がらずにはいられない。会社で後輩に「初戦はコロンビアか。いけるんじゃないか」と熱い口調で話しかけた午後2時半。ちなみに、その後輩とは今までサッカーの話をしたことはない。
その後輩もサッカーファンだった場合は、きっと熱い反応が返ってきます。しばしサッカー談議に花が咲いて、ワクワクが盛り上がったり、絆が深まったりするでしょう。
しかし、その後輩がサッカーに何の興味もなかった場合は、「はあ、そうなんですか」ぐらいの薄い反応が返ってきそうです。寂しいですが、「お前、もっと盛り上がれよ!」と説教するわけにもいきません。
ただ、熱い反応をしてくるような相手は、サッカーや日本代表チームに対して、それなりに一家言あるはず。激しい言い争いになったり、ひとつ間違えたら修復不可能な溝ができたりする可能性もあります。
薄い反応をされてガッカリしたら、いつものあの言葉を自分の心にけり込みましょう。
「どっちでもいいのだ!」
サッカー談議を楽しめなかったのは残念ですが、人間関係の平和は保たれました。物足りなければ、心の中で「ワールドカップに興味がないなんてかわいそうなヤツだ」と憐れんでもかまいません。まあ、向こうも「サッカーごときに、ナニ熱くなってんだか……」と憐れんでいるかもしれませんけど。
応用編 日本代表が決勝トーナメントに進出するかどうか
もちろん、決勝トーナメントに進出してくれたら最高に嬉しい展開ですが、客観的にはけっこう厳しい見通しと言われています。
予想を覆して快進撃を成し遂げてくれた場合は、喜びを存分に爆発させましょう。残念な結果になったとしても、あえて「どっちでもいいのだ!」と自分に言い聞かせて前を向くのが、応援する側としての大人の気合いあり矜持。選手たちの健闘を称えて、熱くならせてもらったことに感謝したいものです。