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【どっちでもいいのだ!】 その25「選挙で応援している政党が 優勢or劣勢」

一度しかない人生。眉間にシワを寄せているヒマがあったら、笑ジワを作りながら暮らしたい。「どっちでもいいのだ」精神で、毎日をゆるゆると生きてみませんか? ※「東京スポーツ」で2017~2018年に連載(全44回)

 世間は選挙の話題で盛り上がっています。なぜか、あっち政党はダメだと熱く語る人はたくさんいても、こっち政党は素晴らしいと熱く語っている人はあまり見かけません。なるべく穏やかな気持ちで日々を過ごしたいのに、ニュースを見るたびに心がザワザワしてしまう午後11時過ぎ。

 こういう政治の話題で「どっちでもいいのだ!」と言うと、「ケシカラン!」と怒られそうです。いや、けっして「どうでもいいのだ」と言っているわけではありません。

 応援している政党が優勢だったり、実際に大勝ちしたりしたら、もちろんそれは嬉しいことです。とはいえ、べつに自分が勝ったわけではないので、得意気な顔をするのはヘンな話。この先、期待どおりの政治をしてくれるとも限らないので、安心したり全面的に信頼したりするのも早計です。

 大負けする可能性もあるわけですが、それはそれで、いったん現実を受け入れるしかありません。「絶対に許せない」と憤っても、さらに気分が悪くなるだけです。

 政治の話題を熱く語っていれば、何となく「賢そうな人」になった気分を味わえます。勝ち負けに大きな意味を持たせて楽しみたい気持ちはわかりますが、いつもの言葉を呟いて甘い誘惑を吹き飛ばしましょう。

「どっちでもいいのだ!」

 その上で、政治や世の中のことに関心を持つことは、とても大切。そしてもっと大切なのは、日々の仕事とか周囲との接し方とか、自分の力でどうにかなる範囲の事柄に、ちゃんときっちり全力を尽くすことです。

応用編 「なんでこいつが」と思う候補者が張り切っている

 過去にスキャンダルで辞職したり失言を繰り返したりした候補者が、臆面もなくまた立候補して、わざとらしく頭を下げたりもっともらしいことを言っていたりするのは、けっこう目障りです。まんまと当選してしまうケースもありますが、それが地元の有権者の判断なら腹を立てても仕方ありません。

「どっちでもいいのだ!」と冷たく突き放して、批判したりバカにしたりという用途に活用させてもらいましょう。

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