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ビールは水で変わるのだ

明るいうちからグビグビ飲むビールは格別である。ビール党の私は年中嗜むけれど、夏のビールはことのほか旨いよね。

嬉しいことに、地元のスーパーにもクラフトビールが並ぶようになり選択肢がぐんと増えた。
大手メーカーさんのもよく飲む。そのときは私たち夫婦にはちょっとした拘りがある。

それは製造工場を確認して買うということ。
同じメーカーのビールなのに、喉ごしが全然違うのだ。これは「水」がちがうからと分かったから。

京都で暮らしていたとき、スーパードライが「辛く」て飲めなかった。
炭酸が強く感じて、喉につっかえるのだ。グビグビ飲みたい私は、いつしか敬遠するようになってしまった。

その後愛媛に移り住み、飲んだスーパードライに驚くことになる。
なに?グビグビいけるやないか!
まろやかなのだ。
同じメーカーなのに関西と四国でこんなに違うのか。
それから、大手メーカーのビールは製造工場を調べて購入するようになったのだった。

一方、マイクロブリュワリーは店の顔といえるビールを作りつつ、その土地の材料をふんだんに使った個性的なビールも作り出していて、自分好みのスタイルを探し出すのも醍醐味。

移り住んでから、この7,8年で四国にもどんどんブリュワリーが増えた。斬新な味のビールがどんどん出てきている。アルコール度数もバリエーション豊か。楽しみかた倍増。
製造量は少なくとも、冒険して挑戦できるのがマイクロブリュワリーの強み。

道の駅に行けば、その土地のブリュワリーのビールが買えるのもいい。
俄然海外よりも日本のクラフトビールを飲むことが増えた。
日本人は取り入れた技術を駆使して独自のスタイルを生み出す能力に長けていると思う。ビールに関していえば、その土地の特産物を利用してどこにもない味を作り上げる。
探求心がとどまらない。

ピルスナー一辺倒だった大手ビールメーカーもエールビールを作り出したり、季節限定醸造を打ち出したりと、ビアスタイルを増やしている。こういう切磋琢磨する競争は必要だ。
ノンアルコールビールだって、格段に味が美味しくなった。今ではドライブで一息いれたいときに大変お世話になっている。

そんなクラフトビールが一挙に集うビアフェスが大好き。四国にはなかったけれど、今じゃブリュワリーも各県にありビール文化が広がりつつある。

苦いからビールは苦手、という人は少なくないかもしれない。
昔からビールは◯◯メーカーしか飲まないという人もいるかもしれない。
興味ある方は一度ビアフェスやビアバーに行ってみてほしい。

ビールの奥深さは底なしだ。









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