「ラブレターをとどけに」Brownieさんの働くお父さんネズミへの物語
川のそばに住んでいる、ビーバーさんに今日は配達です。
「こんにちは、郵便ですよ。」
大事そうな郵便物です。
「あら、ネズミのお父さん、誰かしら、ありがとう!!」
「きっと、素敵な郵便物ですよ。封筒から、ハートがとびちっていますからね。」
「そう、それならうれしいけど。
あたしってモテないから、なんせこの歯でしょ。」
「とんでもない、素敵な歯ですよ。
なんでも、噛み切れそうな丈夫そうないい歯です。」
「あなたには、ハートが見えるの?私には見えないけど。」
「見えますとも。」
ビーバーさんに、封筒をわたそうとした瞬間。
封筒が歌い始めました。
「ずっと気にしていたよ。どうしているだろうと、。
長い手紙を書いたよ。
メールでは書ききれない。
携帯では、伝わらない。
やっと、書いたんだ。
胸につっかえていた言葉を文字にして、
白い紙の上に。
元気でいますか?」
「嬉しいけど、ラブレターじゃなさそうね。」
「とんでもない、キスマークがついていますよ。」
「私には、見えないわ。」
「僕には、わかるんです。喜んでいる手紙は、羽が生えていてカバンから飛び出そうとしますからね。」
「あなたには、見えるの?」
「ええ!あなたの手紙には、ハートマークが飛び散っていますよ。」
「ほんと!、ありがとう、じゃ返事を書くわ。」
「良かった。幸せな手紙が配達できて、」ネズミのお父さんはつぶやきました。
#大人のぬりえ #物語
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