いみ
世界の入り口をノックしても
何も聞こえないし誰も出てこない
繰り返す悲しみは悲しみなんかじゃなくて
自分で自分を痛めつけているだけ
沈む呼吸に意味があるのなら
赤く灯る命に意味があるのなら
どうしてここを選んできたのだろう
知ってるよ
歩き疲れたら止まればいい
たったそれだけのことがどうにも億劫で
聞こえてくる声も 遠くから呼ばれる名前も
ただそこに置いてあるだけな気がしてくる
世界の入り口が見つけられなくて
誰もいない部屋でひとりぼっち
こんな僕に意味の二文字を
神様 そっちに置き忘れたみたいです
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