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続・温泉カースト

今日は竜泉寺の湯に行って岩盤浴を楽しんだ。最後に汗を流そうと温泉へ入った時、事件は起きたのだ。


まずは状況図をご覧いただきたい。

体を洗う所で私の隣には親とおチビのペアが右に、スキンヘッド爺が左にいた。右のおチビがパパのことを洗おうとして水を掛けているため私に冷たい雨が降り注ぐ。私も心がそんなに狭い人間ではないので可愛いな、と思いながら頭を洗おうとした瞬間左のスキンヘッド爺が「つめテェ…」と言いながら私にシャワーをかけてきた。急すぎて理解が追いつかなかったが頭をフル回転させて理由を探す。そこで、パチンコ屋でエヴァを打っていた時隣のおばさんに「それ確変入るわよ」と言われたのを思い出し、自分のシャワーが急に冷たい水が出たのを私にかけて伝えようとしているかまちょご老人だと思った。あったかかったが「冷たいですね」と言ってご機嫌を取ったら睨みながらまた「つめテェ」と言いながらシャワーをかけてくる。痺れを切らして「なんですか!?」と声を張り聞くと「おめェの水が俺に掛かってつめテェんだよ!!!!!!」と怒鳴られてしまった。いや待て、私は確実に掛けていない。確実に右のおチビの雨が左のスキンヘッド爺にも降り注いでいたに違いない。ここで折れるのは男が廃ると思い「右の子の水だと思いますよ」と言うと「俺はテメェのやつから出てんの見たんだよ!!」とまた怒鳴られた。公衆の面前で怒鳴られて心を折られ、体を洗う所なのに頭も体も洗わずに立ち去ってしまった。その後サウナ入ってる時も、壺湯に入ってる時も、炭酸の湯で隣の漢akaGAMIみたいな人が裏スロットと水原一平のことを一平ちゃんと呼んでいた話を聞いていた時も敗北感でモヤモヤしていた。情けなさすぎてサウナで目頭を通った雫は涙か汗かわからなかった。


おチビ>スキンヘッド爺>俺

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