20 さぁ「ガラスを拭く布」の話をしよう

仕事始めから2日目、もうエンジン全開だ(ウソ)
さぁ次の会議の資料をプリントアウトしよう、むむむ、複合機の前に総務の
女性が3人、
「へいへい、お嬢さん方、どうしたんだい?」
(登場人物のセリフは脚色してあります)
Aさん「あ、おとなかさん、ガラスを拭く布しってます?」
「ガラスを拭く布?」
Bさん「これです」
「わお!ベイビーちゃん、バカにしてる?知ってるよ
オレもメガネ族。オレの机にも入ってるよ」
(脚色です)
Cさん「で、これが、、、、ここに。」

チャラーーーン♪
「え、ウソ、知らん。知らんかった。
今までも、ずーーーーーーっと?」
Aさん、Bさん、Cさん「ずーーーーーーーっと」
50歳で初見。これ、どこのメーカーでもそうなの?
コピー機の、、、、なんていうのあそこ、フタ?カバー?
まず、そこをあけて、ガラス面にコピーしたい紙をおくじゃない、そのカバーの方。 
複合機だと、自動送り機能とかついてゴツくなってるアレ、
あそこをあけたら、その裏面の右側、上部に小さな方形の空間があって
そこに小さな四角いゴム製の入れ物みたなのがあって
そこにガラスを拭く布が収納されておわす。

 
もう何十年、何万枚とコピーしてきたが、初めて知った。
オレのコピー人生でファーストコンタクト。
「みんな知ってた?」
一同「知らない。」
ちなみに機種は富士ゼロックスのアペオスポート。
「じゃあ、下のフロアの複合機も、隣の事務室のアペオスにもあるってこと?」
一同「多分。」
うーん、こんな隠し部屋みたいなとこに、こんなアナログな拭き拭きする布があったとは
昨日死んでたら、気づかぬまま一生終わってたな。

 
「みんな知らないってことは使ったことないってわけね」
Aさん「使わないね、保守の人が使うんじゃない」 
Bさん「たしかに、なんかよれよれで使用感あるもんね」
Cさん「でも、だいたい、保守の人、自分で布もってるよね、デカいの」
「たしかに、やっぱ俺らが使う前提でつけてくれてたってことじゃない、よごれてることあるもんね」
Bさん「そっかぁ、じゃあこれからは使うわ」
Cさん「じゃあ誰かは知ってって今までも使ってったってこと」
「いやいや、昔は常識だったけど、いつの間にか忘れ去られて、使われることもなくなったみたいなことじゃない、それで何年も汚れたまま、使われず、顧みられず、忘れ去られたみたいな」
Aさん「なんか、悲しいね」
「そうよ、ジーパンの左のポケットの小銭いれみたいなもんだよ、もうキャッシュレスの時代で使われることもなくね」
Bさん「なるほど」
Cさん「いや、そんないいたとえじゃねーだろ」
Aさん「ぜんぜん隠れてないしねw」

あした、ほかのフロアの複合機も確認してみよ



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