104 時事ネタから、人はなぜ差別するか、とか、最近の若い人は…に至った。
韓国大統領選、与野党ともに疑惑、泥仕合の様相。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15064094.html
詳細省くけど、「アイツ、前にこんな悪いことしてたぜ」って話。
どの国でも、もう過去何をしたか清廉潔白でなければ、なんかしら食いつかれるが、フェイクニュースだと叫べば、その真偽はフェイクかファクトがわからないまま情緒的な展開をみせる。
ネットによる情報過多の時代。事実を隠しおおせることはできない、ようにみえて、結局
大衆の情緒がどちらかにふれれば、結局事実かどうかはあまり意味をなさないようにも見える。
世界でおきていることは、格差の二極化が経済面だけでなく、キャリアや、履歴書、経歴も一度堕ちたら戻れないごとく人間がキレイか汚いかの線引きにやっきになっているように見える。
一般人はインスタグラムの表面上に現れる表層的な生活感をとりつくろうに右往左往する。
JR東日本が名古屋駅でやりたかったことは駅の安全性の確保なのか?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210922/k10013271261000.html
報道とヤフコメの乖離が面白かった、否定的な報道に対し、肯定的なヤフコメ。犯罪者でない僕はどうしたって、そうでない人々と線を引いてほしいと思っている。
(自分たちの考える)我々とそうでない人を線引きしたくて仕方ない層が、一定数いて、せめてまっとうな人生を歩んできましたということだけがよりどころとなるような層が、マジョリティであることに固執する。
彼らは大歓迎なのだ。犯罪者でない私を公共交通機関が認知してくれることについて。
彼らは努力して(運がいいだけなのだが)このポジションにいると思ってるので、そうでない人たちと混ぜられることを嫌う。逆に分けてくれることを歓迎する。彼らは逸脱しないように、落ちぶれないように細心の注意を払ってきたので、(運がいいだけなのだが)マイノリティというだけで優遇されているようなことや、マイノリティが声高に権利を主張することを自らの生存圏が脅かされているように感じヒステリックに反応する。
では、顔認証で年収もわかるようになったら?
不可能ではない、マイナンバーカードが浸透し、税金の支払いは管理される。犯罪と収入の相関が科学的に立証されたら…
経歴がキレイなだけでなくあらたな収入という線引きまで導入されたら、どこで線引きされるかで、自分がどちら側にカウントされるかわからないから線引き論者も戦々恐々とするだろうね。
線引きに巻き込まれたくないのは、だれしも思う事、生活保護という明らかな線引きの中に入りたくないと考える人が多いのは、世間体という日本人が信仰する神の教理に反するからだろう。
他人の施しで生きることの肩身のせまさは、巨大な日本システムの根幹をなす、「人に迷惑かけちゃいけないよ」「お天道様にかおむけできない」に侵されているジャパニーズからすると受け入れがたい線引きだ。
事実がオープンソース化することに警戒感を持つべきだと思う。リモートワークは楽なのか?あなたが日に何回クリックしたか、電話に何回でて何秒しゃべったかトイレに何回いったかをカウントされることが我々により移動可能なAIとしての振る舞いを強要する。
巨大システムは個の裁量権の侵害だ。
我々は過去になにをやったかから逃れられず、誰にも知られない領域を侵害され(裏垢は探偵社に特定される)
https://www.asahi.com/articles/ASP9P4Q36P8RPTIL02M.html
ネットのキラキラした生活感に自尊心を痛めつけられる(インスタはタバコだ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fab2da2eb802a2629fb2d052f7b208f0004fef26
私だけの事実が他人より劣っているという恐怖、取り繕っても事実との乖離は常に心をむしばみ、事実は巨大システムに監視される。
恐怖心から人は転落しない人生を必死に選択し保守化し、私(あなた)とそうでない人とに線引きをつけたがる
犯罪者とそうでない私(あなた)、浮気する人とそうでない私(あなた)、仕事がない人とそうでない私(あなた)、不幸な人とそうでない私(あなた)、性的少数者とそうでない私(あなた)
マジョリティであることが個人の安全保障上、優位になるかのような錯覚(とそう思わせるネット空間)が、線引き欲求を加速させる。
悲しいぐらいに必死に救命ボートにすがりつく私(あなた)が、縋りつく子供を足蹴にするかどうかは、今あなたを承認してくれている人、あなたがあなたでいられるだけの人とおカネが存在するかしないかに依存し、
あなたの信じるヒューマニズムのロジックや自分のなかにある思想信条などクソのやくにもたたないと思われる。
加えて、あなたがあなたでいるための、お金や周囲からの承認は、ネット時代に(なぜか)必要量が増加してしまった。
心穏やかなるを目指すはネットを絶つか
自給自足するか
圧倒的な財力と、人間力でネットの情報量に脅かされない基盤を築くかしかない、ように思える。
最近の若者が素直でよい人たち(に見える)なのは、なんかわかった気がする、
他人の批判に耐えられる個性を確立し維持することは、非常に困難であり、良き人である自分を、穴のあいたバケツ(という自分に)常に供給するしかなく、自らの安全保障のためにネットにより実際よりも巨大にみえる構造に強要されているにすぎない。ような気がする。
もちろん悪いヤツやぶっ飛んだ個性はいるんだけど、悪い個や独特の個は彼らは彼らで、そうであることで承認を得ることに注力しているように見える
(迷惑系YouTuberは迷惑である自分を周囲に認識してもらわないと成り立たない、という存在の根源を他者に依存する)
人類は人の多さ故、複雑な社会システムを構築した故、個を喪失することで、生存に圧倒的に優位となったようだ。
何を優先するかだけど、個は死ぬが人は生き延びる。
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