【57.バイエルを弾こう♪】バイエル原書番号12番〜15番・・・ハノンを意識しながら
2025年最初の投稿になります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
前回の【バイエルを弾こう】の記事から随分と時間が経過してしまいました。申し訳ございません🙇♂️この記事からまたこのシリーズの記事を投稿いたしますので、ご一緒にバイエルを練習していきましょう。
【55.楽譜のこと🎼】ハノンについての記事で、ピアノを習い始めた方にとってはハノンはまだ必要がないというような趣旨で投稿したと思います。ピアノの学習を始めたばかりの方にとりまして、ハノンの内容(ハノンの中で要求されること)をすぐに練習に取り入れて指の独立、強化などを行うことは大変に難しく、ピアノに対して嫌悪感すら持ちかねないということがございますので、私といたしましてはある程度ピアノの曲が進んで音もすぐに読める、書かれてあるリズムがすぐに演奏できる状態になってから取り組まれることをお勧めしました。がハノンで要求されることはピアノ学習者にとりましては、必須事項ですので、ハノンの内容をお知りになり準備をしてください。
そこで、今回のバイエル原書番号12番以降の練習が一つのヒントになると思いますので少しお話しいたします。
12番〜15番の曲は音が順番に上がっていく、下がっていくを繰り返す練習になっています。このような音の進み方を順次進行ということがございますが、順次進行の音の並びを練習する際に注意して頂くこととして、「音の粒を揃える」というものがございます。
例えば、ドレミファソと演奏する箇所でドレミファソが同じ音の大きさ(ある音は強くある音は弱くならないように全ての音が均一にする)、長さ(ある音からある音までが極端に速くなったり、遅くなったりせずに一定のリズムにする)で弾けるようにしましょう。このような「音の粒を揃える」ことを念頭に置いて練習するのとそうでない場合とでは今後の指の使い方に相当な違いが生じてくると思います。
今回の12番〜15番の練習はそれほど長い曲でもありませんし、一定のリズムにすると言っても四分音符をmoderatoで♩=80〜96のtempoで演奏するので難しいことではないかもしれませんが、「音の粒を揃える」ことをいつも考えながら練習していたとすればハノンに入った時にご自分が奏でる音の粒が揃っているのか、いないのかの判断がつくと思います。またハノンの中で39番は音階練習ですが、スケールを音の粒を揃えながら一定のtempoで演奏することの難しさも理解できると思います。
今後バイエルの動画を進めてまいりますが、バイエルの中で新しい音符、休符、リズム、速さの記号、音階・半音階の練習、3度・6度、同音連打など様々に習得していきながら、ハノンの練習につながるように意識してみてはいかがでしょうか?ただ単に教本を進めることに留まらず、今後の演奏に必要になるであろう指の強化にも目を向けてバイエルを活用なさってください。ハノンでは難しすぎてできない指の練習でも、バイエルの短い曲で予備練習をしていくという方法もございますので、バイエルを修了してもう難しい曲を練習されている方でも、ハノンを学習されていない場合、バイエルの有効活用ができると思います。
🎹12番(23:50)
🎹13番(17:08)
🎹14番(9:37)
🎹15番(33:15)
⚠️動画28:28頃の左手の奏法が間違っております🙇♂️
3拍目まではノンレガートで弾いて、4拍目は次の小節の音に繋いで弾いてください。
バイエルでお困りのことがございましたらご一報ください🙇♂️
【お知らせ】バイエル限定アドバイスレッスンメモ始めます
※次回の【バイエルを弾こう】のシリーズでは原書番号16番〜20番までを投稿の予定です。
最後までお読みくださりありがとうございます😊いつもたくさんのフォローやスキ、ビューでの応援大変感謝致しております。私の記事では資料の作成や、動画の作成など様々に時間を要しておりますので、なかなか投稿の頻度が上げられず申し訳なく思っております。本年の目標といたしまして、できるだけスピードアップして投稿できるようにすると掲げていきたいと思いますので変わらずご声援を頂けましたら嬉しく思います。
また次回の記事もよろしくお願いいたします🙇♂️